英名:Freesia
学名:Freesia alba(フリージア・アルバ)
和名:アサギスイセン
科名:アヤメ科
種類:多年草
草丈:約50〜100cm
原産地:南アフリカ
精油の抽出部位:花
精油の抽出方法:冷浸法もしくは溶剤抽出法
精油の香りのイメージ:爽やかなフルーティフローラルの香り
香りのノート:ミドル
ブレンドファクター:7
精油の成分例:※調査中
【モノテルペンアルコール】リナロール
【モノテルペンアルコール】α-テルピネオール
β-イオノン
フリージア植物画:Wikipedia
フリージアの南アフリカ原産の球茎を持つ多年草で16種類の原種があり、花部に芳香があります。白い色のアルバ種は黄色い花を咲かせる代表的な原種レフラクタの変種で金木犀のような強くて甘い香りがします。日本には江戸時代に渡来し、優雅な花姿と香りの良さから日本人好みの花となりました。葉がスイセンのようであることから古くは浅黄水仙(アサギスイセン)の名前で呼ばれていました。
フリージアの花の芳香は非常に美しく上品でエレガントです。花の芳香が繊細なため水蒸気蒸留法では抽出できず、精油はアブソリュートもしくはアンフルラージュで抽出されます。どちらも大変レア精油であるためセラピー目的で使われることはなく、商業的に扱うことが難しい精油です。香りが良いことと高価であることから主に天然香水に使われ、特にパフューマ―に愛される精油と言えます。精油に関する文献がほとんど見つからないことから主な芳香成分がリナロール、α-テルピネオール、β-イオノン(重く甘い香り)であることを書き添えておきます。
★フリージア・アンフルラージュ精油★
アンフルラージュのフリージア精油はアブソリュートに比べて香りはほのかです。デリケートなトップノートは甘さと深さの広がりを持つデザートワインのようだと表現されます。トップノートが消える頃にリリーとプチグレインに似た芳香がやってきます。豊かで魅惑的な香りのフリージア精油はあえて調香せずに単一で天然香水に使うことをすすめます。アンフルラージュ製法で1mlの精油を得るのにフリージアの花弁が1kg必要です。パーム油に花弁を浸けて何度も花弁を取りかえる作業は大変な手間と日数がかかり、現在ではほとんど行われていないほどに希少です。それだけに得られた精油は新鮮な花にほぼ近い、それは素晴らしい香りです。
《フリージア精油》の作用
一般的な精油に期待される作用:(調査中)
心への作用:緊張や興奮を取り去って穏やかにさせます。
ヒーリングの作用:クラウンチャクラを刺激して芸術的なインスピレーションを与えます。怒りや苦しみの感情を解放し、閉じ込めてきた可能性を開かせます。
キーワード:感受性、開放
相性の良い精油:単一で使用するか、フリージアの繊細な香りを損なわない香りの弱い精油をブレンドします。
禁忌:敏感肌の方は皮膚塗布にご注意ください。
《フリージア精油》を使ったホームケアの方法
◆天然香水、調香に
コロン、トワレ、練り香、アロマペンダント等に加えます。