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精油とハーブのプロフィール事典《ローレルベイ Laurel 》
英名:Laurel ローレル植物画:Wikipedia 南欧を原産地とする常緑高木で、葉はなめらかでつやがあります。生け垣やプランターにも植えられる植物です。古代ローマやギリシャでは競技の勝利者に月桂樹の葉で出来た冠(月桂冠)を贈りました。学名のnobilis(ノビリス)は、勝利者を「讃える」の意で、優れた功績のある者や大詩人の頭上にローレルの枝葉を掲げた事が始まりとされます。古代ギリシャではアポロン神に捧げられた神聖な木で、平和や智恵の象徴でもありました。ローマ人は結婚式や祭事に「ストレナエ」と呼ばれるローレルのリースを使いました。これがクリスマス飾りのリースの原型になったようです。 ベイリーフ(英名)、ローリエ(フランス名)、ローレルリーフもしくは月桂樹の葉と呼ばれ、葉は消化を助けることから主に料理に用いられてきました。特に西洋料理では肉や魚の臭み消しを行い、ブーケガル二(香草束)に欠かせない馴染み深いキッチンハーブです。ヨーロッパでは月桂樹の木は予知能力をもたらすとされ、予言との深い関わりで知られてきました。デルフォイ神殿に仕える巫女たちは、苦味のある葉部分を噛んでから託宣を行いました。また、この葉の持つ強力な消毒作用から、ヨーロッパでは長い間ペスト予防の植物として知られてきました。防虫作用がある事でもよく知られています。ティーとして飲む場合はシングルよりもブレンドで用います。生薬は「月桂葉(げっけいよう)」と呼ばれ、食欲がない時、肝機能を高めるために用いられます。精油は芳香のある葉部分から抽出されます。精油はお腹のガスや消化促進に役立ちます。神経系の強壮を行い、自信をつけ、気力を沸かせてくれます。軽い麻痺作用がありますが、これは心をうっとりと高めたり、ぼんやりとした変性意識に誘うのに役立ちます。ヒーラーや霊視家など直感力やリーディング能力を高めたい方にふさわしい精油です。ただし、使い過ぎには注意が必要です。長期、多量使用を避けて使用します。 《ローレル精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗真菌、駆風、消毒、去痰、消化促進、強壮、鎮痛、通経 心への作用:心に温かみを与えます。ローレルベイ精油には心への軽い麻痺作用があるため、気持ちをうっとりとさせるような働きをします。不安やおそれ、心が落ち込むような時にもお使いください。 ヒーリングの作用:軽い変性意識の状態へと誘います。ローレルベイの香りは直観力や予知の力を高めます。二者択一、心の迷いなどの答えとなる啓示を受けたい時に。内なる智恵を呼び覚まし、宇宙の法則にやすやすと乗ってゆく流れを作ります。 キーワード:啓示、直感、内なる智恵 相性の良い精油:柑橘系、ラベンダートゥルー、マジョラム、ゼラニウム、サイプレス、スプリュース、イランイラン、ローズマリー、アンゼリカルート、ヤロウ 禁忌:軽い麻痺作用があるため使いすぎに注意します。妊娠中は使用を避けます。 《ローレル精油》を使ったホームケアの方法 ◆消化不良、食欲不振、胃痛に ◆口内炎、マウスウォッシュに ◆呼吸器系の不調に ◆試験勉強、集中力アップに ◆リンパマッサージに ◆スキンケア、ヘアケアに
ハーブの使用部位:葉 一般的なハーブに期待される作用:消化促進、抗菌、去痰、浄化、駆風、防虫、鎮痛、鎮静 《ローレル(ベイリーフ)》ドライハーブの使い方 ◆食欲不振、消化器系の不調に ◆料理に ◆虫除け、防虫に ◆ポプリ、サシェ、ハーブキャンドルに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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