クレイとは?

クレイとは、地下の粘土層から採掘された粘土を日光で乾燥させ、細かく砕いたものです。
クレイは汚染されていない河岸の地下深くから掘り出されています。含まれるミネラルの違いによって色や性質が異なり、ホワイト、レッド、イエロー、ピンク、グリーン、ブラウンなどに分けられます。クレイは天日干しされる事でミネラル分がさらに活性化します。
クレイセラピーとは?
古来から土を用いた自然療法(粘土療法)は、世界の各地で行われてきました。一番初めにクレイを癒しに使ったのはおそらく動物たちで、その癒しの力を知った人間たちがその後にクレイを使うようになったのだと考えられています。傷ついた動物たちはクレイ成分を含んだ温泉に身を浸し、泥のぬかるみの中を転げまわったりしながら身体に湧いた細菌を退治してきました。歴史のなかでは古代エジプトや古代ローマで、クレイを炎症や潰瘍、骨折等の治療に用いたことが知られています。 近年ではフランス軍が赤痢に対してクレイ内服による治療を行ったと言われています。20世紀前半のスイス、ドイツではクレイ湿布が医療に取り入れられていました。
現代でのクレイセラピーの主な使い方としては、水やオイルなどでゆるく溶いてペースト状にしたものを身体や顔に塗布する、クレイ湿布をする、クレイをパウダーにして身体や顔にパフする、といった使用法などがあります。 その他にもヘアケア、クレイバス(お風呂)、歯磨きに使う、などの使用法もあります。
クレイの成分
主な成分はシリカ(ケイ土)、マグネシウム、カルシウム、鉄分、ナトリウム、亜鉛などの各種ミネラル分です。その他にクロロフィル、酵素なども含まれます。
クレイの特徴
- 体内デトックスの働きをします。
クレイの分子構造は薄いカード状が重なりあったもので、平たい表面はマイナスイオンを帯びています。このマイナスイオンが浸透圧作用によって老廃物、毒素といったプラスイオンを引きつけるため(吸収)クレイ分子中に老廃物を取り込み(吸着)体外へと排出されます。
- 細菌(バクテリア)を退治します。
クレイが老廃物を除去することにより、細菌の栄養補給を阻害します。クレイが細菌の細胞を覆うことにより、浸透圧作用によって細胞の呼吸、栄養補給などのルートを絶つことが考えられます。
その他にもクレイには抗炎症作用、瘢痕形成作用(組織や細胞の修復を助ける作用)、免疫賦活作用(免疫力を活性化させる作用)、ミネラル補給などの働きがあるとされています。
クレイのpH
クレイは種類にもよりますが中性〜弱酸性です。通常の石けんはアルカリ性なので、クレイの吸着作用は肌にマイルドだと言えます。
クレイの保存方法
クレイは長期保存が可能です。「透明なガラス容器に入れて」しっかりと蓋をし、湿気を避け、 「日光に当てて」保管してください。天日干しされたクレイたちは太陽の光が大好きです。
クレイ取り扱い上の注意事項
安全なクレイセラピーのために以下の注意事項をお読みください。
- クレイは金属を錆つかせるため、保存は金属の容器に入れないようにしてください。金属製の計量スプーンなどをクレイに入れたままにするのも止めましょう。
- 体内に金属(ペースメーカー、避妊リングなど)が入っている方は使用しないでください。
- 自動循環式の浴槽では風呂釜を損ねる可能性があるためクレイバスを使用しないでください。
- 湿気を避けて保存してください。
- 長期保存は透明のガラス容器、もしくは丈夫なプラスチック容器に入れてください。
- 使用後のクレイは再利用しないようにしてください。
- クレイセラピーの使用中、使用後に何らかの反応が心身に現われた場合には、すぐに使用を 中止し、再び使う時には使用頻度や使用量を減らすなどしてください。 クレイ使用中に心身に反応が現れた場合には、すぐに大量の水またはぬるま湯でクレイを 洗い流してください。
- 敏感肌、アトピー肌の方はパッチテストをしてから使用してください。クレイには微量の金属が含まれます。金属アレルギーのある方もパッチテストをする事を おすすめします。
- クレイセラピーは治療、もしくはそれに代わるものではありません。必要があれば医師の診断と治療を受けてください。
クレイの使い方
●クレイパウダーとして使う。
ボディパウダー、フェイスパウダー、ベビーパウダー、フットパウダーとして使う事が出来ます。 少量の精油を混ぜてよい香りのクレイパウダーを作ることも出来ます。
◆ボディ用クレイパウダーの作り方:クレイ大さじ1杯(ホワイトなど) 精油1〜3滴
- クレイパウダーをガラス容器などに入れ、精油をクレイに垂らします。
- 精油のダマが無くなり、均一になるまで容器をよく振って混ぜます。
- パフで身体にはたきます。
●クレイペーストとして使う。
水分(水やアロマウォーターなど)でクレイを溶いてペースト状にして身体や顔に塗布する方法です。必要に応じてペーストに油分(キャリアオイルなど)や精油を加えることも出来ます。
◆スキンケア用クレイパック:クレイパックが毛穴の奥まで汚れを洗浄し、皮膚細胞の再生を促し、ミネラル分を補給してくれます。脂性肌、ニキビ肌、混合肌、成熟肌にとても効果的です。
フェイスパックの作り方:クレイ大さじ3杯(ピンク、ホワイトなど)、アロマウォーター大さじ1杯、ホホバオイル 小さじ1杯、精油1滴
- クレイパウダーとアロマウォーターをペースト状になるまで木べらなどで混ぜ、キャリアオイルを加えさらに混ぜます。最後に精油を加えて出来上がりです。
- 洗顔後のお顔にパックして10分ほど置きます。(目と口の周りは避けます)
- パックが乾燥してきたら、ぬるま湯で洗い流します。
- タオルドライの後、化粧品でお手入れします。
◆クレイ湿布:クレイの湿布は身体の痛みや炎症を和らげます。古来からある自然療法としての方法です。
クレイ湿布の作り方:クレイ大さじ5杯(グリーン、イエロー、ベントナイトなどが適しています)、水もしくはアロマウォーター 大さじ2杯、キャリアオイル 小さじ1杯、精油5滴
- ガーゼやさらし布に水で溶いたペースト状のクレイを2センチほどの厚さに塗ります。
- クレイ湿布を身体の部分に塗り、包帯などで固定します。
- そのまま2〜3時間置きます。
- ペーストが乾燥したらぬるま湯で洗い流します。
・クレイバスとして使う。
クレイをお風呂に入れて使うと洗浄作用の他、血液循環や発汗を促進します。精油と一緒にバスに入れると香りとの相乗作用が期待出来ます。
*錆つく事があるため、金属製の風呂釜はクレイを入れないようにしましょう。
◆クレイバス入浴法:半身浴 大さじ5杯(レッド、ピンク、イエロー、グリーンなど)、精油 3滴
*一緒に天然塩を入れると身体が温まります。
*クレイピースグリーンも入浴に大変適しています。
よくかき混ぜて入ります。
・クレイ歯磨きを作る。
クレイペーストを作って歯磨きを作る事が出来ます。クレイによって口中の菌の活動が抑制されます。ペースト以外にもクレイを使って昔ながらの粉歯磨きも作ることが出来ます。
市販の歯磨きには口内炎の原因物質とも言われる成分が含まれているものもありますが、クレイならば安心して使えます。
歯磨き用のクレイはホワイトが適しています。
クレイ歯磨きの作り方:ホワイトクレイ大さじ3杯、塩 大さじ1杯、ミネラルウォーター 大さじ2杯、ペパーミント 1滴
材料を混ぜ合わせてよく練り、容器に保存します。