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精油とハーブのプロフィール事典《マチン Strychnine tree》
英名:Strychnine tree マチンはインド原産のマチン科マチン属の常緑高木です。東南アジアからオーストラリア北部に分布しています。革質の卵形の葉で3月〜5月に緑白色の小花を多数咲かせ、5月〜12月に緑色の実を付け、実は熟すと橙色になります。果肉は白色で実のなかには種子が3〜5個入っています。種子は茶色の円盤状で表面に毛が密生し、光沢があります。種小名の「nux-vomica」は、「嘔吐を起こす実」に由来し、種子に猛毒成分のモノテルペンインドールアルカロイドのストリキニーネを含むことから「ストリキニーネノキ」とも呼ばれています。種子から抽出される成分は、かつては殺鼠剤、殺虫剤、矢毒などに使われてきました。種子には強い毒性成分がありますが、もともとはインドのアーユルヴェーダに利用されてきた薬用植物であり、日本薬局方にも「ホミカ(ホミカ子)」の名前で収載されています。生薬では「馬銭子(まちんし)」、「番木鼈(ばんぼくべつ)」と呼ばれています。種子には強い苦味があり、ごく微量の服用は苦味健胃剤、強壮興奮剤として神経麻痺や筋無力症などに利用されますが、種子1粒で死に至ることがあるため、一般利用は避けるべき生薬の一つです。 《マチン》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:種子 ハーブの成分:アルカロイド(ストリキニーネ、ブルシン)※猛毒性
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