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精油とハーブのプロフィール事典《ドラゴンズブラッド(ドラセナ・シンナバリ)Dragon's Blood》
英名:Dragon's Blood、Dragon Blood Tree ドラゴンズブラッドは、イエメンのソコトラ島の固有種、リュウゼツラン科ドラセナ属の「ソコトラドラゴンツリー」の樹皮からとれる赤色の樹脂です。樹高は3〜4mほどで樹はキノコ状の特異な形をしています。種小名の「cinnabari 」は「竜血の」を意味し、和名は「ベニイロリュウケツジュ」、樹脂は竜の血を想わせるように赤く「竜血」もしくは「麒麟血」(きりんけつ)と呼ばれています。古くから香料、薬、染料、顔料として使われ、香料の交易路を経てヨーロッパに伝わりました。古代ローマの薬草学の父であるディオスコリデスの著書にも薬用植物として記述され、現地では古くから鎮痛や止血の薬、その他にも練り香などに用いられてきました。古い時代にはしばしば鉱物の「辰砂」(しんしゃ)と混同され「赤い金」と呼ばれ、中世の時代には錬金術や魔術の道具として用いられてきました。ドラゴンズブラッドと呼ばれる樹脂香料は、この植物の他にヤシ科のダモノロプス・ドラコ(学名:Daemonorops draco )から採れるものがあります。現在商業ベースで入手出来るのはほとんどがダモノロプス・ドラコの乾燥樹脂です。
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