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精油とハーブのプロフィール事典《ローズ・ガリカ(ローズ・レッド) Gallica rose》
英名:Gallica rose 北半球の温帯地域で約120種類と数多い品種を持つローズですが、なかでもこのガリカ種のローズからはダマスク、アルバ、ケンティフォリアなどの種が派生しており、園芸品種では最も古い歴史を持ちます。19世紀まではこの種をオールドローズと呼び、それ以降のモダンローズと呼ばれる新種の薔薇と区別していました。ガリカ種は赤〜濃いピンクの花弁を持つバラで、ガリカとはラテン語の「ガリア人(ゴール人)」(ゴールは現在のフランスの辺り)を意味します。別名をアポテカリーローズ(薬屋の薔薇※学名のオフィキナリスは薬用の意)と言われています。これはかつて花びらを粉末にして薬剤に使用した事に由来しています。フランスのプロバンス地方では香水の材料としてガリカ種のバラがよく使われたため「プロバンスのバラ」とも呼ばれていました。ローズ・ガリカは一般に「ローズ・レッド」の名で知られており、ハーブ療法で最も使用される品種です。バラの持つ素晴らしい芳香と美容の作用は古来より知られており、日本では万葉集、源氏物語、枕草子などにも記述されています。ホルモンバランスを整え、美肌や精神的な鎮静を行うハーブティーとして飲用する他、ハーブバス、フェイシャルスチームバスなどで特に女性のために役立ちます。上品で美しい色はドライフラワーやポプリにも使用され、室内香としても楽しむ事が出来ます。赤い花弁の色に有用成分が含まれているため、脱色しないよう日光を避けて保管します。 《ローズ・ガリカ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:花弁 ハーブの成分:タンニン、ペクチン、有機酸、脂肪酸、ニコチン酸アミド 一般的なハーブに期待される作用:収れん、神経緩和、鎮痙、強肝、強壮、消炎、美肌、緩下、ホルモンバランス調整 禁忌:妊娠中の多量摂取に注意します。 ハーブティーブレンド:何にでも良く合い、ブレンドのベースになります。 ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:バラの上品な香りと味わい 《ローズ・ガリカ》ドライハーブの使い方 ◆体内浄化、肝臓のデトックスに ◆更年期の不調、ホルモンバランスの調整に ◆便秘に ◆美肌、スキンケアに ◆ポプリ、サシェ、ハーブピローに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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