|
精油の化学
精油の化学とは 精油は数百もの有機化合物が混じりあって出来た天然の芳香物質です。有機化合物とは炭素原子と水素原子が結びついた炭化水素です。これは自然生物を構成する主物質で多くの精油に含まれています。精油成分は主に炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3つの元素が結合したもので、そのうち炭素と水素の並び方や官能基(※)の結びつき方によって、いくつかのグループに分けられます。 フィトケミカルとは フィトケミカルとは植物中の化学成分で「フィト(phyto)」とはギリシャ語で「植物」を意味するものです。自然界に存在する約10000種類もの天然成分でポリフェノール、硫黄化合物、カロテノイド、香気成分の4つに大別されます。精油は植物が病害虫を避けたり、昆虫を誘引するために自らが作り出した揮発性の香気成分であり、アロマテラピーはそれを利用した植物療法です。 グループ別 精油成分の一覧 各グループには共通の作用があり、またその中での個々の成分によって特徴的な作用が見られます。各グループや個々の成分には比較的安全なものから、使用の対象者によっては注意が必要なものまで様々です。注意が必要な成分を多く含む精油には神経毒性、皮膚刺激性、光毒性などが挙げられます。そのような精油は乳幼児、妊娠中の方、高齢者への注意が必要になります。精油に含まれるそれらの化学的な成分を知る事でアロマテラピーの作用がより理解出来、安全なアロマテラピーを楽しむ事が出来ます。 → エステル類 → オキサイド類 → ケトン類 → フェノール類 → ラクトン類 精油成分表記ギリシャ文字の読み方 精油の化学成分表記のギリシャ文字(小文字)の読み方をご紹介します。 例:α-ピネン(アルファピネン)、β-カリオフィレン(ベータカリオフィレン) α(アルファ)
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
2012-2024 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|