
ミセス・ヒロコの新月メールマガジンのワークショップ部分の抜粋です。
魂の進化にお役立てください。
「セラピストとして生きる(3)《共感》」
先日の交流会でご参加者に、どうしてセラピストを目指そうと思ったのかお聞きしてみました。
自分を癒したかったから‥
家族との時間を大切にしたいから‥
人の気持ちにもっと寄り添いたかったから‥
いろんな思いをお聞きする事が出来ました。
私自身がセラピストを目指した本当の理由は何だったのだろうかと、時々考える事があります。
人の思いに寄り添いたいという願いは私の中にも強くあります。 それは裏返せば(私の気持ちを分かってもらいたい)という思いにつながっているのかもしれません。
きっと、そうなのだと思います。何よりも私自身の事を「分かって」あげるために、私はこの仕事を選びました。
「共感」のワークショップ
共感はセラピストに欠かせない心のチカラです。その方の思いに寄り添えてこそ、セラピストなのだと思います。
ただ、真実寄り添えているかどうかは、分からないのです。
この人ならば分かってもらえそうだ、きっと分かってもらえる‥ お客様にそう思っていただける事、それに尽きるのだと思います。
だからこそ「あなたの思い、よく分かります」とはなるべく言わないようにしています。
〈あなたの思い〉に耳を傾け、ただひたすらお聴きしますという姿勢を持ちます。セラピストの方はよくご存じの『傾聴』の姿勢です。セラピーはお客様とセラピストの二人で行う、尊い共同作業だと私は考えています。〈あなた〉と〈わたし〉が、今、この場で同じ事柄を感じながら、貴重な感情と時間を共有している‥ そのような感覚です。
私はお客様をお迎えする時に、事前にこのようなイメージワークを行っています。
目を閉じて、その方のハートに手を伸ばし、ハートに触れているのを感じてみます。
同時に、自分のハートも開いて、二人の間に架け橋が出来ているのを感じてみます。
ハートに触れるイメージを行うだけで、その方の思いが自分のなかに共鳴を起こすのが感じられます。
とてもささやかな事ですが、この思いは確かに伝わっているようです。
~ あなたの心が波のように伝わってきます。 ~
★次号へと続く★
共感する資質の高い方は、その資質の高さゆえに、ご自身に共感の影響が出てしまうことがあります。 それが来月のメールマガジンのテーマでお伝えする「線引(セパレーション)」の必要性です。 他者の痛みや苦しみに心を寄り添わせる事の出来る方、そのような優しい方のための心の保ち方を 次回はお伝えしたいと思います。
新月から満月までの2週間
満月までの2週間の間、共感し、寄り添うことに想い馳せてみましょう。東日本の震災から5年目の新月です。復興地へ、すべての出来事に、私たちの想いが届けられますように。
今月のアファーメーション(宣言) 「私たちの想いは無限大に届いています」
ミセス・ヒロコの「共感する」
どの方にとっても〈自分の気持ちを分かってもらえる〉事ほど嬉しいものはありません。 誰かに(おそらく両親に)分かってもらいたいと思いながら、かなえられなかった私のインナーチャイルドは、このお仕事を通じて、他者の癒しに立ち会う事で、少しずつ癒され始めているのかもしれません。