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精油とハーブのプロフィール事典《コパイバ Copaiba》
英名:Copaiba コパイバは南米の熱帯地に生育する枝の多い樹で15〜30mになる高木です。コパイフェラ属として約35種類に分類されています。そのうちのCopaiba officinalisはアマゾンを含む南米の広い地域に分布し、Copaifera langsdorffiiはブラジル中央部に限定して自生しています。化学組成は若干異なりますが、どちらも伝統的な薬用植物として知られています。薬用に使われるのはコパイバの幹内の空洞から滴るオレオレジンと呼ばれる樹脂で幹部分にドリルで穴を開けて集めます。1本のコパイバの木から年間にして約40リットルのオレオレジンが採れるため、持続可能な熱帯雨林資源として注目されています。アマゾン地方では伝統的に呪術医がコパイバの樹脂を皮膚疾患、炎症、痛みなどの治療に用いてきました。ブラジルではコパイバ精油を皮膚疾患、泌尿器系や気管支系の疾患の代替医療に取り入れています。家庭でも日常的な喉の炎症に対してうがい液などに使われています。ペルーの伝統医療では胃の疾患、破傷風、泌尿器系のトラブル、結核、ヘルペスなどに用いられています。最近の研究では損傷した脳神経を保護するという報告もあります。日本でもコパイバから抽出したジテルペン成分と抗癌性についての研究が行われ、ラット実験での成果が報告されています。 《コパイバ》精油の作用 一般的な精油に期待される作用:去痰、消毒、抗菌、抗炎症、癒傷、強肝、免疫賦活 心への作用:心を落ち着かせて、自分自身の状態を客観的に見られるようになります。自己免疫を弱らせるような思考や行動のパターンを解放します。 ヒーリングの作用:大いなる自然とつながり温かく護られている感覚を与えます。内なる自然治癒の力を引き出し、力の源にたどり着くのを助けます。 キーワード:守護、自然治癒、インナードクター 相性の良い精油:ローズ、ジャスミン、サンダルウッド、フランキンセンス、イランイラン、バニラ
《コパイバ》精油を使ったホームケアの方法 ◆泌尿器系のトラブルに ◆鼻づまり、気管支系の不調に ◆すり傷に ◆ニキビに
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