英名:Cedarwood virginia
学名:Juniperus virginiana (ユニペルス・ウィルギ二アナ)
和名:エンピツビャクシン(鉛筆柏槇)
科名:ヒノキ科
種類:常緑針葉樹
樹高:約12〜30m
原産地:北アメリカ
精油の抽出部位:木部
精油の抽出方法:水蒸気蒸留法
精油の香りのイメージ:穏やかですっきりしたウッディー調の香り
香りのノート:ミドル
ブレンドファクター:3
精油の成分例:
【セスキテルペン炭化水素】α-セドレン(20%)
【セスキテルペンアルコール】セドロール(31.6%)
【セスキテルペン炭化水素】ツヨプセン(18.9%)
【セスキテルペン炭化水素】β-セドレン(6.6%)
【セスキテルペンアルコール】ウィッドロール(4.8%)
シダーウッド・バージニア植物画:Wikipedia
北米を原産とするヒノキ科の針葉常緑樹です。公園や庭木に植えられる木で赤みのある心材部分は鉛筆に用いられることからエンピツビャクシンと呼ばれます。美しい赤色の心材はポプリの材料にも使われます。木材の表面を磨くと美しいため家具の装飾材としても利用されます。シダーウッド・アトラス(マツ科)とシダーウッド・バージニア(ヒノキ科)は混同されやすいですが、異なる植物です。シダーウッド・アトラスはホワイト・シダー、シダーウッド・バージニアはレッド・シダーと呼ばれ、それぞれの香りと成分は異なります。アトラスシダー精油と作用は似ているもののバージニア精油の方が作用が強いため、使用の際には注意します。アトラスシダー精油よりも粘性は低く、香りは爽やかです。シダーの精油をコットンに垂らしてハンガーに吊るしておくと、虫がつきにくくなります。ホルムアルデヒド(シックハウス症候群の原因となる建材に含まれる化学物質)を分解すると言われています。シダーウッドバージニア精油には去痰作用があり、咳や気管支炎に有用です。消毒作用があるため膀胱炎など泌尿器系の浄化を行います。スキンケアでは収れん作用があり、脂性肌、ニキビ、オイリーな頭皮に用いられ、肌をさっぱりとさせます。ウッディノートとして香水にも用いられます。
《シダーウッド・バージニア精油》の作用
一般的な精油に期待される作用:収れん、去痰、利尿、防虫、鎮静、通経、鎮静、皮脂分泌抑制
心への作用:心を落ち着かせます。ストレス、神経の緊張を和らげます。落ち込んだ時、自信を失いかけた時に、シダーの香りをかぐと気持ちが上向きます。恐れや怒りの感情を鎮めます。
ヒーリングの作用:執着、迷い、後悔などの不要な思考を取り去り浄化します。頭の中でのおしゃべりを止めさせ、意識を内に向けるのに役立ちます。瞑想、気功、ヨガなどにも。心を今ここにある中心へと戻します。
キーワード:精神統一、鎮静、浄化
相性の良い精油:柑橘系、ハーブ系、樹木系、樹脂系と相性が良い。
禁忌:女性ホルモン様作用のある成分を含み、通経作用があるため、妊娠中の使用は避けます。
《シダーウッド・バージニア精油》を使ったホームケアの方法
◆咳、痰が気になる時に
洗面器にお湯を張り、精油を滴下して蒸気による吸引法を行います。
◆デオドラント、加齢臭対策に
ボディコロン、ボディパウダーなどに加えます。
◆オイリー肌、肌の赤み、毛穴が気になる肌に
ローション、パックなどに加えます。
◆オイリーヘア、脱毛予防に
シャンプーベースやヘアトニックなどに加えます。
◆膀胱炎の予防・ケアに
座浴(腰湯)を行います。
◆衣類の虫よけに
ティッシュに垂らし、クローゼットや引き出しの中に入れておきます。
◆ペットのノミ予防に
クレイパウダーにごく低濃度で加え、被毛にはたきます。
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