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精油とハーブのプロフィール事典《ハイビスカス(ローゼル) Hibiscus》
英名:Hibiscus、Roselle ハイビスカスの名前の由来はエジプトの美の女神ヒビスだと言われています。花は中央が赤く、花びらはクリーム色で、その華やかな美しさから古代より神に捧げる花とされてきました。ハワイなどで見られるハイビスカスとハーブ療法で使用するハイビスカスとは品種が異なります。日本では観賞用に仏桑花(ブッソウゲ)の名の種類がよく知られています。園芸種と区別するためにハーブの世界ではハイビスカスを「ローゼル」の名前で呼ぶ事があります。ハーバリズムで利用されるのは花が咲いた後に成長した「萼(がく)」の部分です。ハーブティーにすると美しいルビー色となり、クエン酸、リンゴ酸、ビタミンCを豊富に含む特に女性に人気の高い美容ティーです。古代エジプトの女王クレオパトラも美容のために飲んでいたと言われています。酸味には疲労物質を排出する作用があるため、スポーツをする方、夏バテ、疲労時に有用です。身体をアルカリ性にして、新陳代謝を促します。カリウム分が多く含まれ、利尿作用があります。酸っぱいのが苦手な方はハチミツを加えると飲みやすくなります。ハイビスカスはハーブティーでの使用が一般的で、カプセルやチンキで用いられることはありません。細かく挽いたハーブパウダーはティーと同じく赤く美しい色ですが、石けんベースに加えるとアルカリに反応して茶褐色となり、残念ながらきれいな赤色には仕上がりません。未精製のみつろうキャンドルの色づけには赤色がキレイに映えます。 《ハイビスカス》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:萼(がく) ハーブの成分:有機酸、アントシアニン、粘液質、ペクチン、ミネラル 一般的なハーブに期待される作用:利尿、代謝促進、強壮、健胃、疲労回復、緩下 注意:多量に摂取するとお腹がゆるくなる事があります。 ハーブティーブレンド:ローズ、カモマイル・ジャーマン、エルダーフラワー、ヒース、ローズヒップ、リンデンフラワー、ラベンダー、オレンジフラワー ※酸味が強いためブレンドすると飲みやすくなります。 ハーブティーの浸出時間:4分 ハーブティーの味:強い酸味のあるさっぱりとした味わい 《ハイビスカス》ドライハーブの使い方 ◆疲労回復、夏バテ、むくみ、二日酔いに ◆料理、お菓子作りに ◆ヘナ染めに ◆蜜蝋キャンドルの色づけに
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