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精油とハーブのプロフィール事典《ハニーサックル(スイカズラ)Honeysuckle》
英名:Honeysuckle ハニーサックルはウッドバインとも呼ばれるつる性植物で東アジアと日本が原産です。ハニーサックルのなかで学名Lonicera japonicaはジャパニーズハニーサックルと呼ばれています。西アジアからヨーロッパ、北アフリカ原産のつる性の常緑落葉樹で、つるの長さは4〜6mにもなります。6月〜8月にかけてつるの先端に特有の筒状をしたクリーム色、オレンジ色、ピンク色などの花を咲かせます。ヨーロッパではハニーサックルの姿が良いことから壁紙やファブリックのデザインモチーフになっています。花からはハチミツに似た甘い香りがしてミツバチが多く集まるので「ニオイニンドウ(匂い忍冬)」とも呼ばれています。花から甘い蜜を吸ったことから別名「スイカズラ(吸い葛)」の名前が付けられました。昔は砂糖や蜂蜜の代わりにもなった甘い花はドライにされてハーブティーやリキュールに使われます。ドライのハニーサックルは金銀花(きんぎんか)として解熱作用のある生薬になります。中医学では伝統的に体内解毒、炎症を鎮める、血糖値の調整などに用いられてきました。その他にも細菌感染を防ぎ、特にブドウ球菌や連鎖球菌に対して効力を発揮します。強力な抗酸化物質として老化のプロセスを遅らせる作用があります。ハニーサックルの精油は香り高い花の芳香で大半は溶剤抽出法(アブソリュート)で抽出されます。特にフランス人に好まれる芳香でアブソリュート精油は主に香料業界で使用されています。天然精油は高価なためハニーサックルの人工香料(フレグラント)が市販されていますが、それらはもちろんアロマセラピーとして使うことは出来ません。呼吸器系のトラブルやスキンケア(しわ、しみ、細胞修復など)やヘアケア(脱毛)にも良いとされますが、精油は大変高価なためセラピー目的よりも天然香水の使用がほとんどです。皮膚塗布はラクトン成分が含まれるため光毒性に注意が必要です。インドール成分を含むため、同じくインドールを含むジャスミンに香りが似ていると言われていますが、ジャスミンよりもさらに繊細な印象です。甘やかな花精油らしさのなかに果実のような爽やかさがあります。 《ハニーサックル精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗炎症、抗酸化、抗うつ、鎮痛、去痰、解毒、抗菌、抗真菌、催淫 心への作用:不安感や抑うつを和らげリラックスさせます。精神を高揚させ官能性を高めます。 ヒーリングの作用:サードアイを開いて直感を受け取りやすくします。眠っている間に夢の中で解放や冒険を行えるようになります。 キーワード:直感、解放、官能 相性の良い精油:ジャスミン、イランイラン、ラベンダー、サンダルウッド、ベルガモット、マンダリン、オレンジ、フランキンセンスなど。 《ハニーサックル精油》を使ったホームケアの方法 ◆リチュアルバスに
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