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精油とハーブのプロフィール事典《ホーソンベリー Hawthorn berry》
英名:Hawthorn berry ホーソンは成長の早い落葉低木で棘のある枝と白い花、赤紫色の実をつけます。属名のCrataegusは「棘」や「針」を意味し、種小名oxyacanthaは「酸っぱい」に由来しています。棘のある植物としてキリストの茨の冠になったと言われています。5月に香り高い花を咲かせる事から「メイフラワー」とも呼ばれています。ヨーロッパの春の訪れを祝う五月祭では、村で一番美しい娘の頭にサンザシの花で作った花冠を載せました。ハーバリズムでは実(ホーソンベリー)と葉と花(ホーソン)が用いられます。日本ではどちらかと言えば実部分の使用が多く、サプリメント等で用いられています。実は固いので、粉砕させてから使用します。ホーソンは実、葉、花ともに伝統的な心臓の疾患に用いられるハーブで、心臓がドキドキする、ショックを受けた時などに大変有用です。心臓疾患に対しては過去にジギタリスが使用されてきましたが、ホーソンはジギタリスのような副作用がなく、安全性が高く作用も穏やかです。ただし、強心薬や遮断薬を使用している場合は医師に相談します。高血圧に良いハーブですが、低血圧にも有用で、血圧の調整を行います。 《ホーソンベリー》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:実(ホーソンベリー)、葉と花(ホーソン) ハーブの成分:フラボノイド、サポニン、ビタミン、ミネラル、カテキン 一般的なハーブに期待される作用:強心、血圧調整、血管拡張、血行促進、消化促進、鎮静、鎮痙 ハーブティーブレンド:リンデンフラワー、ローズヒップ、ジャーマンカモミール ハーブティーの浸出時間:(実)粉砕して5分、(葉と花)3分 ハーブティーの味:実はほのかな酸味、葉と花はほのかな苦味 《ホーソンベリー》ドライハーブの使い方 ◆心臓の強壮、血行促進に ◆心臓のドキドキ、血圧の調整に ◆美肌、スキンケアに
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