|
精油とハーブのプロフィール事典《ホップ Hop》
![]() 英名:Hop ![]() ホップはヨーロッパ東部、アジア、シベリアを原産とするアサ科のつる性多年草です。雌雄異体ですがドライハーブは雌株の花部を乾燥させたものを使用します。ホップの雌花には精油を含んだルプリンという黄色い粒の樹脂があり、スパイシーな香りでビール醸造には欠かせない原料です。ルプリンはビールに苦みを付け、濁りをなくしてビールの保存性を良くするために用いられます。ホップには鎮静作用があり、眠りを誘うことからハーブ療法では就寝前のティーやハーブピローの材料に使われてきました。神経の回復作用があるため、イライラ、ストレス、緊張感の強い方に有用です。カプセルやチンキで用いると眠りの質を深め、苦み成分が消化を促進するので健胃の働きがあります。ホップには女性ホルモンを刺激するエストロゲン様の作用があり、更年期や月経のトラブルに有用ですが、大量に摂取すると月経周期が乱れる事があります。なお、男性に対してはホップは性欲の減退を招くことから使用には注意が必要です。
ハーブの使用部位:花 ハーブの成分:苦味質、エストロゲン化合物、精油、アミノ酸 一般的なハーブに期待される作用:鎮静、鎮痙、エストロゲン様、消化促進、防腐、抗菌 ハーブティーブレンド:ジャーマンカモミール、パッションフラワー、ラベンダー、ローズ、エルダーフラワー、オレンジブロッサム、ジャスミン ※苦みが気になる場合はリコリスや蜂蜜で甘みを付けます ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:ビールの苦みと銀杏のような香り
◆眠れない、不安感、イライラに ◆更年期の不調、ホルモンバランスの調整に ◆ポプリ、サシェ、ハーブピローに
ルプリン(ホップの花粉)は国内での流通がないため、ホップの乾燥花をインセンスとして利用することが出来ます。ルプリンは香りがとても強いため、香として焚く場合は微量を加えます。
◆薫香材、お香に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|