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精油とハーブのプロフィール事典《ブラックコホシュ Black cohosh》
英名:Black cohosh 北米産の多年草で5月から9月にかけて小さな白い花を咲かせます。こぶの多い根部分に薬効があり、アメリカ先住民は「女性の根」と呼び、名前のように女性のための不調に役立ててきました。先住民はガラガラヘビの噛み傷に対しても解毒として用いてきました。そのためラトルルート(ガラガラの根、ラトルは赤ちゃんのおもちゃ、蛇の出す音からの連想)やブラックスネークルートの別名があります。伝統的に月経不順や出産に利用されてきたブラックコホシュは、現代では女性ホルモンのエストロゲン様作用があることで知られています。50年代のドイツでは更年期障害に有用であることが解明されています。ブラックコホシュの持つフィトエストロゲンはとても強いため、少量を短期的に摂ります。 《ブラックコホシュ》ドライハーブのプロフィール 女性のハーブとして知られるブラックコホシュはハーブ療法では黒く乾燥した根部分を使います。秋に収穫される根には悪臭があり、学名のCimicifugaはラテン語の「虫」と「逃げる」に由来しています。この草の悪臭で虫も逃げるといわれ、根にも独特の香りがあります。ただし、乾燥した根の香りは決して耐えられないようなものではありません。ティーはPMSや月経痛、更年期の症状であるホットフラッシュや気分のむらなどに対して有用です。セントジョンズワートとブレンドすると相乗作用となります。その他にも顔面神経痛、関節痛、リウマチなどにも用いられます。ティー以外にチンキやサプリメントでも使われていますが上記の注意喚起をもとに慎重に使う必要のあるハーブです。 ハーブの使用部位:根 ハーブの成分:脂肪酸、フィトステロール、サリチル酸、糖質、タンニン 一般的なハーブに期待される作用:エストロゲン様、鎮静、抗炎症 ハーブティーブレンド:セントジョンズワート、チェストベリー、ローズ ハーブティーの浸出時間:5分 ハーブティーの味:土の香りとやや苦味 《ブラックコホシュ》ドライハーブの使い方 ◆神経痛、関節炎のケアに ◆更年期の不調、ホルモンバランスの調整に
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