|
精油とハーブのプロフィール事典《プライ Plai》
![]() 英名:Plai ![]() 和名をポンツクショウガと言い、赤い偽茎の先端から白い花が咲きます。大きな根茎を持つショウガ科の植物です。ポンツクの由来は定かではありませんがこの植物がカンボジアではポンレイと呼ばれることから来ていると思われます。同科の植物であるショウガ、ウコン、ガジュツ、オオバンガジュツ、ナンキョウタイなどとともに古くからタイのハーブ医学で活用されてきた薬用植物です。ショウガのように食用はされません。プライはタイで伝統的に行われているハーブボールやハーブスチームには必ず使われています。血液を浄化し、美肌に導く、女性のためのメディカルハーブとして知られてきました。プライには母乳の出を良くして、体内のガスを排出させ、筋肉の緊張を和らげる作用があります。ショウガよりもさらに鮮やかな黄色の地下茎からはフレッシュでエキゾチックな芳香の精油が抽出されます。ハーブとしての伝統的な使用歴に比べるとアロマテラピーとしてのプライ精油は歴史が浅く、レア精油の類になります。精油の主成分はテルピネン-4-オールです。精油はジンジャーのようなスパイシーな香りではなく、土っぽく、爽やかで深みのある香りです。同科のジンジャー精油の持つ温める作用は、プライにはあまりありません。鎮痛作用があるためマッサージ用のバームとして知られるプライバームの主成分として筋肉痛ケアに利用されています。爽やかな香りは吐き気を和らげ、消化の助けになります。気持ちを落ち着かせる作用に優れており、神経の良い強壮になります。スキンケアでは近年プライに含まれるカシュムナリン成分の研究が行われ、アンチエイジングを目的とした化粧品への活用が進んでいます。
一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗炎症、鎮痛、鎮痙、制吐、駆風、健胃 心への作用:心に平和や落ち着きをもたらします。 ヒーリングの作用:苦しみや痛みを取り去り、物事や状況を穏やかに、楽にさせます。 キーワード:浄化、鎮める、東洋の美神 相性の良い精油:ベルガモット、ヘリクリサム、ラベンダー、スイートマジョラム、ジンジャー、ブラックペッパー 禁忌:妊娠中、授乳中の使用は注意が必要です。皮膚刺激の可能性があります。眼や粘膜、傷口への使用を避けます。
◆肩こり、腰痛のケアに ◆筋肉痛のケア、スポーツマッサージに ◆捻挫、打撲に ◆産後のバストマッサージに
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|