英名:Mimosa
学名:Acacia decurrens(アカシア・デクレンス)
和名:フサアカシア
科名:マメ科
種類:低木〜高木
樹高:約2〜15m
原産地:オーストラリア
精油の抽出部位:花
精油の抽出方法:溶剤抽出法
精油の香りのイメージ:甘く温かみのあるフローラルの香り
香りのノート:ベース
ブレンドファクター:3
精油の成分例:(アブソリュート)
パルミチン酸エチル
パルミチン酸2-フェネチルアルコール
ヘプタデク-8-エン
アニス酸メチル
ヘプタデカン
ノナデカン
ミモザ植物画:Wikipedia
ミモザ(Acacia decurrens)はオーストラリア東部とタスマニアに自生する常緑樹です。7月〜9月にかけて密集したポンポンのような黄色い花を咲かせ「カッシーフラワー」と呼ばれることがあります。ミモザは種類が多く、日本ではフサアカシアとも呼ばれ、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカにも帰化しています。鮮やかに咲き誇る黄色の花からはグリーンフローラルの甘い香りがします。南フランスでは春を迎える喜びとしてミモザ祭りが開かれ、春の祝いとして開花するミモザの枝をお互いの贈り物にします。ミモザの花からは溶剤抽出法でアブソリュート精油が得られます。香水の世界でよく使用されるミモザは調香師好みの精油です。多くの有名な香水のブレンドに使われているミモザのパウダリーな香りは香水や香油にハーモニーを与え、蜂蜜を連想させるアンダートーンは良い保留剤となります。 ハートノート(中心となる香り)にふさわしい温かみのあるエキゾチックで甘い香りです。心配や不安を和らげ、神経の緊張をほどきます。収油率が低く希少で高価なため通常のアロマセラピーに用いられることは少なく大半が天然香水に使われます。精油は粘性があり、アブソリュートの特性から淡黄色〜茶色をしています。固まりやすいため、その場合には手で温めてから滴下します。
《ミモザ・アブソリュート》精油の作用
一般的な精油に期待される作用:抗うつ、抗不安、抗ストレス、高揚、抗炎症、収れん
心への作用:心を明るく、晴れやかにします。気持ちを落ち着かせ、安心させます。
ヒーリングの作用:心をオープンにして愛の気持ちを高めます。ハートのチャクラに働きかけ、ハートにまつわる修復を行います。
キーワード:陽だまりの温もり、優しさ
相性の良い精油:ほとんどの花精油、メリッサ、クラリセージ、ローズウッド、フランキンセンス、サンダルウッドなど。
禁忌:毒性はありませんが、敏感肌の方は皮膚塗布を避けます。
《ミモザ・アブソリュート》精油を使ったホームケアの方法
◆気分の安定、感情の調整に
手のひらにキャリアオイルを少量滴下し、ミモザを1滴垂らして両手をこすり合わせ、香りを嗅ぎます。
◆天然香水、香油、練り香に
他精油とブレンドしてミツロウバーム、キャリアオイル、無水エタノールなどで希釈します。
◆フェイシャル美容に
ローションやクリーム、マッサージオイルなどにローズ、ネロリ、ラベンダー精油などとブレンドして加えます。
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