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精油とハーブのプロフィール事典《フラックス(亜麻)Flax》
![]() 英名:Flax ![]() フラックスは亜麻(アマ)と呼ばれる植物で、種子はフラックスシードや亜麻仁(アマニ)の名前で知られています。フラックスは6000年も前から栽培されていた植物で、人類が初めて栽培した植物だと言われています。フラックスは北半球の温帯、亜熱帯を原産とし、かつては日本でも栽培されていました。6月〜7月にかけて美しい青や白色の花を咲かせる多年草もしくは一年草です。種子の亜麻仁はスーパーフードとして近年海外を中心に知られています。種子油はフラックスシードオイル(亜麻仁油)もしくはリンシードオイルと呼ばれて食用されています。リンシードオイルは乾性油として油絵具にも使われています。亜麻の茎からは繊維が採れて柔らかいリネンになるため、全草が人間の生活に役立つ有用植物です。亜麻から採れた繊維の色が褐色を帯びた黄色であることから、西洋人の髪の色に例えられ、歌(♪亜麻色の髪の乙女)にも歌われています。海外では種子がスーパーフードとして健康に関心の高い人たちを中心に食用されていますが、日本では亜麻の食用種子はあまり市販されていません。亜麻は日本では主に食用油として市販されており、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)を多く含む健康オイルとして自然食品店などで購入出来ます。亜麻の種子がなぜ日本で多く市販されていないかは食品としての法規制によります。日本では厚生労働省によって、10ppmをこえるシアン化合物が検出された生の亜麻の実は食品衛生法に違反するため、食用亜麻仁の取り扱いには自主検査が求められています。シアン化合物は自然界の植物中に見られる天然成分ですが、濃度が高いと毒性があります。市販の食用亜麻仁は熱を加えた加工品と生のものがありますが、熱を加えることにより、この毒性が低くなり、食用に適するようになると考えられています。
ハーブの使用部位:種子および種子抽出油 ハーブの成分:(食用した場合)リグナン、オメガ3脂肪酸、食物繊維、タンパク質、ビタミンB1・B6、マンガン、マグネシウム、リン、セレン、鉄、カリウム、銅、亜鉛 味:(種子)香ばしい味 (種子油)魚油のような匂いと味
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