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精油とハーブのプロフィール事典《ユーカリ・ブルーマリー(ポリブラクティア) Eucalyptus Blue Mallee、Eucalyptus polybractea》
英名:Eucalyptus Blue Mallee 数多くの品種があるユーカリの樹のなかでポリブラクティアは別名を「ブルー・マリー(Blue Mallee)」と呼ばれるオーストラリアのみで生育する種です。一般にはブルー・マリー(ブルーマレーとも)の名の方が知られています。細長い葉を持ち、ミツバチによって受粉される小さな白い花は3月から6月にかけて開花します。樹高は約7メートルの高さまで急速に成長し、西オーストラリアでは精油の抽出と湿地帯から塩分を排出する目的で広く栽培されています。消毒や癒傷などを目的にアボリジニ族の伝統的なハーバル製剤として用いられてきました。ポリブラクティアの精油はシャープでフレッシュなカンファー調の香りで、わずかな甘さが感じられます。ポリブラクティア精油には2つのケモタイプがあります。1,8シネオールを80%以上含むシネオールタイプとクミンアルデヒドを含むクリプトンタイプです。クリプトンタイプにはケトン成分が含まれており、強い作用があるため使用上の注意が必要です。抗菌作用に優れ、ウイルスやバクテリアによる感染予防などが期待できます。シネオールを高濃度に含むブルー・マリー(ポリブラクティア)の精油はオーストラリアで最もよく利用されています。商業的にもうがい薬、薬用ドロップ、吸入剤などに広く使用されています。フレッシュな香りは精神力を高めてクリアリングとセンタリングをもたらします。 《ユーカリ・ブルーマリー精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗ウイルス、抗カタル、抗真菌、抗炎症、鎮痛、解熱、去痰、鎮咳、うっ血除去、デオドラント、免疫強化、昆虫忌避、覚醒、集中 心への作用:気持ちが沈んでいる時にユーカリの香りが刺激を与えて心を引き上げます。長く続く雨、曇りの日などに憂うつな気持ちを明るくさせてくれます。怒りやショックなどの感情を鎮静し、心を平静にする働きがあります。眠気防止にも役立ちます。 ヒーリングの作用:自由で楽観的なものの見方をもたらします。大らかさ、囚われない心、小さな事にこだわらずに生きられるように心の広さを与えます。自立心、父性のサポートを行います。 キーワード:開放、肯定する、楽観性 相性の良い精油:柑橘系、ハーブ系と相性が良い。ペパーミント、ティートリー、マートル、ラベンサラ、ニアウリ、サイプレス、ジュニパーベリー、ラベンダー・トゥルー、ラバンディン、マジョラム、ローズマリー、ゼラニウム 禁忌:肌使用は皮膚刺激の可能性があります。香りを吸入する場合にはごく低濃度(香りがしないくらい)に抑えます。乳幼児への使用は避けます。内服は避けてください。 《ユーカリ・ブルーマリー精油》を使ったホームケアの方法 ◆花粉症、アレルギーに ◆筋肉痛、肩こりに ◆打撲、捻挫に ◆風邪、インフルエンザのひきはじめに ◆風邪、インフルエンザ予防のセルフリンパマッサージに ◆消毒に ◆軽いすり傷、虫刺されに ◆デオドラントに
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