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精油とハーブのプロフィール事典《キューカンバ― Cucumber》
英名:Cucumber キューカンバーは、インド北部原産のウリ科キュウリ属のつる性一年草です。和名は「キュウリ」、別名を「唐瓜」と呼ばれ、野菜として馴染み深い植物の一つです。原産地はインド北部で3千年前から栽培され日本には遣唐使の時代に渡来しました。江戸時代には果実が黄色く、熟してから食べたため「黄瓜」と呼ばれていました。属名の「Cucumis」は「瓜」、種小名の「sativus」は「栽培」を意味する言葉です。茎が2mになるものもあり、近くのものに巻きひげを伸ばして成長します。掌のような形の葉を持ち、初夏から夏にかけて3cmほどの黄色い花を咲かせます。植物全体に棘のような毛が密生しています。花には雌花と雄花があり、単為結果性で受粉しなくても実を付けます。長細い果実の外側は緑色、果肉は白色で95%が水分です。カリウムを多く含み、体内の余分な水分や塩分を排出させるので、むくみや高血圧の予防になります。果実の旬は7月〜9月で身体の熱を冷ますので夏バテや熱中症の予防に良い野菜です。キューカンバーの種子からとれるキューカンバーシードオイルは美容オイルとして利用されています。 《キューカンバーシードオイル》基材のプロフィール キューカンバーシードオイルは、キュウリの種子から冷圧搾法で抽出されます。主にインド、中国、ロシア、トルコ、アメリカ合衆国、イランなどで生産され、アロマセラピーの基材としてはあまり一般的ではありませんが、フェイシャル美容などに利用されています。オイルは淡黄色で軽い粘性があり、新鮮なキュウリの香りがします。リノール酸を60%以上含み、ビタミンEが豊富で皮膚への浸透性が高く、肌にべたつきを残しません。抗酸化、消炎、皮膚軟化の作用があり、加齢肌の老化防止や肌の弾力を高めて皮膚の再生を促進します。炎症を和らげて毛穴を目立たなくさせるのでニキビ肌にも良いオイルです。日焼けした肌に塗布すると皮膚を冷却して肌の状態を落ち着かせます。刺激のない穏やかなオイルで単体でも皮膚に塗布することが出来、ジェルベースやクリームベースなどに加えて使うことも出来ます。頭皮や毛髪、爪などのケアにも適しています。 基材の成分:リノール酸(60〜68%)、オレイン酸(14〜20%)、パルミチン酸(9〜13%)、ステアリン酸(6〜9%)、フィトステロール、ビタミンB1・C・E、マグネシウム、カリウム、ナトリウム 一般的な基材に期待される作用:(外用)保湿、皮膚軟化、抗炎症、抗酸化 匂い:新鮮なキュウリの香り 《キューカンバーシードオイル》基材の使い方 ◆美容液に
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