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精油とハーブのプロフィール事典《ニーム Neem》
英名:Neem ニームは、インド原産のセンダン科の常緑高木で和名を「インドセンダン」と言います。熱帯地域に植生し、樹高は20mにもなるものがあります。属名の「Azadirachta」は、ペルシャ語の名前に由来し、種小名「indica」は、「インドの」を意味しています。1〜4月にかけて白い花が咲き、5〜8月に実をつけます。インドでは一般的な樹で街路樹にもなっています。現地では優れた薬用植物として知られており「奇跡の木」、「ミラクルニーム」の名前で呼ばれています。種子(核)に含まれる「アザジラクチン」成分には虫除けの作用があり、核を圧搾して得られる「ニームオイル(ニーム核油)」はインドの伝統医学や家庭薬として使われてきました。種子からニームオイルを絞った搾りかすは「ニームケーキ」の名前で200種以上の害虫の忌避剤として使われるほか、土壌改良剤としても利用されています。優れた害虫忌避の作用がありながら人間には無害で、スキンケアやヘアケアなどにも利用されています。抗菌性に優れており、皮膚の疾患にも利用されてきました。ニームの木は実だけではなく花、葉、樹皮にも薬効があり、花からは独特の苦みのあるニームハニーが、葉や樹皮からは解熱や鎮痛の薬が作られてきました。 《ニームオイル》基材のプロフィール ニームオイルは様々な薬理作用がある優れたオイルですが、個性的な匂いの強さから人によっては敬遠されることがあります。一般的なキャリアオイルのような使用法ではなく、特別なケアオイルとして使います。玉ねぎのような独特のニームの匂いは使用中も使用後も室内に広がります。 基材の成分:トリテルペン(アザディラクチン、サラニン、メリアントリオール、ニンビン) 一般的な基材に期待される作用:抗菌、抗炎症 匂い:強い特有の匂い 《ニームオイル》基材の使い方 ◆すり傷、虫刺されに
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