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精油とハーブのプロフィール事典《チックウィード Chickweed》
![]() 英名:Chickweed ![]() チックウィードは、和名を「コハコベ」と言い、ヨーロッパ原産のナデシコ科の一年草(もしくは二年草)です。「ハコベ」もしくは「ミドリハコベ」(日本の在来種)とも呼ばれています。英名の「チックウィード」は「鶏の草」を意味する言葉で、実際にニワトリやヒヨコの餌として使われ、「ヒヨコ草」の別名もあります。ヨーロッパ原産ですが現在では世界中に帰化しており、庭草や雑草としてどこにでも見られる繁殖力の強い植物です。3月〜9月に小さな白い花を咲かせ、草は柔らかく、全草が有用部です。ハーブ療法では早春に芽を出す草には強い生命力があるとされ、コハコベも邪気祓いや繁栄の植物と考えられてきました。日本には明治時代に渡来し、春の七草「(セリ(芹)、ナズナ(薺)、スズナ(菘)、スズシロ(蘿蔔)、ホトケノザ(仏の座)、ゴギョウ(御形)、ハコベラ(繁縷)」としてよく知られています。乾燥させた全草は生薬名「繁縷(はんろう)」と呼ばれ、民間療法として母乳の出を良くしたり、利尿、浄血などの目的に利用されてきました。乾燥させた全草をパウダーにして天然塩と混ぜたものは「ハコベ塩」として昔ながらのハーブ塩歯磨きとして使われてきました。この歯磨きには歯茎の止血や歯槽膿漏を予防効果があると考えられてきました。スキンケアでは肌荒れに対してハーブバスや浸出液のローションパック、スチーミング(蒸気浴)を行うと良いケアになります。市販化粧品の材料としても使われています。むくみや尿路感染などのトラブルにはティーにして飲みます。味は野趣の風味がありますがくせはなく、やや甘く、土の香りがします。
ハーブの使用部位:全草 ハーブの成分:サポニン、フラボノイド、カロチノイド、ビタミンB・C、カルシウム、カリウム、クマリン、食物繊維など 一般的なハーブに期待される作用:収れん、止血、鎮痛、解毒、抗菌、利尿、浄血、緩下 ハーブティーブレンド:ジャーマンカモミール、パッションフラワー、アイブライト、ネトルなど ハーブティーの抽出時間:3分 ハーブティーの味:やや甘みのある野草の味わい
◆むくみ、デトックスに ◆肌荒れに ◆歯磨きに
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