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精油とハーブのプロフィール事典《ククイ(ククイナッツ) Kukui》
![]() 英名:Kukui ククイは東南アジアを原産とするトウダイグサ科の高木(落葉樹)です。英語で「キャンドルナッツツリー」や「キャンドルベリー」、インドネシア語では「クミリ 」、タヒチ語で「トゥイトゥイ」 とも呼ばれています。ポリネシア人によってハワイに持ち込まれ、現在ではハワイを中心に熱帯地域に広く植生し、ハワイ州の州木に指定されています。薄緑色の葉を持ち、クリーム色の花を咲かせます。4〜6cmほどの丸い果実を付けます。果実には1〜2個の種子が入っており生の種子には微量のシアン化合物が含まれていますが完全に乾燥させるか加熱することによって消滅します。種子の皮を剥いた「仁」から圧搾した油は「ククイナッツオイル」と呼ばれています。仁には50%もの豊富な脂肪分が含まれており、現地では油の圧搾以外にも実を下剤や食用にしています。かつては灯火(キャンドル)として用いられたことから「キャンドルナッツ」の名前で呼ばれました。
「ククイナッツオイル」にはリノレン酸とリノール型必須脂肪酸が豊富に含まれています。オイルは淡黄色で現地では新生児のスキンケアに利用されるほど安全性が高く、市販のスキンケア製品、石鹸などにも利用されています。皮膚への浸透吸収性が良く、質感はさらりとしています。紫外線のダメージから保護し、乾燥を防ぎます。酸化はやや早いため早めに使い切ります。 基材の成分:リノール酸(40〜42%)、リノレン酸(28〜30%)、オレイン酸(18〜20%)、パルミチン酸(5〜7%)、ステアリン酸(2〜3%) 一般的な基材に期待される作用:保湿、抗炎症 匂い:軽いナッツ様の香り
◆トリートメントオイルに
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