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精油とハーブのプロフィール事典《ペニーロイヤルミント Pennyroyal Mint》
英名:Pennyroyal Mint ペニーロイヤルミント(ペニーロイヤル)は和名を「メグサハッカ」と言い、ヨーロッパ、西アジアが原産のシソ科の多年草です。英名はイギリスの「ペニー硬貨」に由来しています。種小名の「pulegium」はノミ(pulex)の意味で、この植物をノミ除けに使ったことに由来しています。ミントの一種で、全草に芳香があります。地を這うように成長するため、庭などではグランドカバーとして植えられています。耐寒性(厳寒地を除く)や耐暑性があり、踏まれても丈夫な植物で地下茎による繁殖力も旺盛です。他のシソ科植物との交雑性が高いため、ガーデニングではレンガなどで囲って植えます。葉は美しい緑色で7月〜9月に薄紫色の花を咲かせます。庭に植えると害虫(特にカメムシ、アリなど)除けになり、この植物を踏むことでミントの芳香成分が立ち上ります。乾燥ハーブはノミ除け作用があり、犬のノミ除けのサシェやリースなどに利用されています。室内にポプリやサシェを置くとアリなどの虫除けになります。ペニーロイヤルミントには芳香成分プレゴンが含まれており、このモノテルペンケトン成分に毒性があるため、食用やティーとして飲むのはおすすめ出来ません。特に乳幼児、ペットが口にするのは危険です。流産の危険性があるため妊婦は禁忌です。ペニーロイヤルミントの葉と花から水蒸気蒸留で抽出される精油が市販されていますが、精油も危険性が高いため一般利用はされず、プロフェッショナルユースもしくは虫除けなどの利用となります。 《ペニーロイヤル》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:全草 ハーブの成分:モノテルペンケトン(プレゴン) 一般的なハーブに期待される作用:昆虫忌避 《ペニーロイヤル》ドライハーブの使い方 ◆虫除けポプリ、サシェに ◆犬のノミ除けに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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