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精油とハーブのプロフィール事典《ガーリック Garlic》
英名:Garlic ガーリックは和名を「ニンニク」として知られる身近な食用植物です。ヒガンバナ科の多年草で球根(鱗茎)部に強い香りがあるため香辛料などに使われています。茎も「ニンニクの芽」として食用されます。ガーリックの名前はアングロサクソン語で「槍」を意味する「gar」と「ニラネギ」を意味する「leac」に由来しています。属名のAllium は、ラテン語の「ニンニク」を、sativumは「栽培」を意味しています。原産地はインドおよび中央アジアですが古代エジプトでも栽培されていた古い歴史のある薬用植物です。古代エジプトの医学書「エーベルス・パピルス」にも記載され、ツタンカーメン王の墓からも発見されています。その強い抗菌性から腐敗することなく長持ちするガーリックは死者の魂の鎮めになると考えられていました。古代エジプトでは強壮やスタミナ増進の植物としてピラミッドを建設する労働者たちがガーリックを食用していました。臭いの強いガーリック植物は世界各地で「魔除け」として使われてきました。ガーリックは中世ヨーロッパでペストが流行った時に抗感染性のあるハーブをビネガーに漬け込んだ「四盗賊の酢」の材料のひとつです。この酢を衣類に染み込ませた盗賊たちはペスト患者から盗みを働いていたのにも関わらず感染を免れたという伝説があります。ヨーロッパでは吸血鬼ドラキュラがガーリックを嫌い、日本では「古事記」や「日本書紀」で悪神祓いにガーリックを用いたお話があります。かつてのロシアでは食用するだけではなくガーリックを魔除け(病気除け)のリースにして首にかける習慣がありました。 《ガーリック精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗真菌、抗ウイルス、駆虫 心への作用:リラクゼーションなどの芳香療法的な作用はありません。 ヒーリングの作用:ヒーリングを目的に使用されることはありません。 相性の良い精油:- 禁忌:外用および芳香浴には適しません。 《ガーリック精油》を使ったホームケアの方法 ◆内用(メディカルアロマセラピー)に
《ガーリック》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:球根 禁忌:ワルファリンなどの抗凝固剤を服用している場合は併用を避けます。ペットに与えると赤血球が破壊され、血尿、下痢、嘔吐、発熱を引き起こすことがあるため避けます。 ハーブの成分:二硫化アリル、アミノ酸、脂肪油、ビタミンA、B1、B6、C 一般的なハーブに期待される作用:強壮、強精、抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗凝固、食欲増進、矯味 ハーブティーブレンド:独特の香りが強いため、ティーには用いません。料理の風味づけが主な用途です。 乾燥ハーブの味:ニンニクの風味 《ガーリック》ドライハーブの使い方 ◆西洋料理、中華料理などに ◆疲労の回復、風邪などの感染症の予防ケアに
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