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精油とハーブのプロフィール事典《コルツフット Coltsfoot》
英名:Coltsfoot コルツフットは、和名を「フキタンポポ」と言い、中国〜ヨーロッパが原産のキク科の多年草です。コルツとは仔馬の意味で、この植物の葉が馬の足に似ていることから名付けられました。フキタンポポの名前はフキの葉に似ていることから植物学者の牧野富太郎氏によって命名されました。1月〜3月にかけて咲く黄色の花はタンポポの花によく似ています。草全体の様子がフクジュソウに似ているため、お正月の花として観賞用植物になっています。歴史の古いハーブで、古代ギリシャの時代から咳や気管支の疾患に用いられていました。古代ローマの博物学者プリニウスが著した「博物誌」にもコルツフットの効能が記されています。属名の「Tussilago」は「咳を散らす」の意味があり、鎮咳作用のある薬草としてティーや薬用煙草に使われてきました。コルツフットに含まれる粘液質は気管支の粘膜を保護します。薬草としての歴史がありますが近年になって肝臓毒性成分のピロリジジンアルカロイドを含んでいることからドイツでは発売禁止になりました。このことから海外ではピロリジジンアルカロイドを含まないクローン植物の開発が行われています。
《コルツフット》ドライハーブのプロフィール 国内でのドライハーブの流通はほとんどありません。
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