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精油とハーブのプロフィール事典《キャットミント Cat Mint》
![]() 英名:Cat Mint ※Catnip ![]() キャットミントは、シソ科イヌハッカ属の多年草です。ネコが好むハーブに「キャットニップ(Catnip)」があり、英名は異なりますが本来は同じ植物です。日本でのキャットミントは「学名:Nepeta faassenii」と表記される場合があります。「ニップ」は噛むの意味で、個体差はあるものの猫はこの植物の上を転がって喜びます。属名の「Nepeta」は、かつてのイタリアの都市国家の町名に由来し、種小名の「cataria」は「猫の」を意味しています。和名の「イヌハッカ」は有用性のない植物の俗称に「イヌ」と付けた(薄荷に見られるような有用性のない草の意味)ことに由来しています。キャットミント、キャットニップともに伝統的な薬用植物ではありますが、どちらかといえば現在ではハーブ療法よりも園芸植物として利用されることの多い植物です。夏に青紫、ピンク、白色などの花を咲かせ、花は蜜蜂を多く引き寄せます。茎と葉には細かい白い毛があり、繁殖力は非常に旺盛です。庭に植えるとアブラムシなどの虫除けになります。日本も帰化しており、長野県の筑摩郡で発見されたため「チクマハッカ」と呼ばれています。ハーブの有用部は地上部でカルバクロールやネペタラクトンなどの芳香成分が含まれています。猫が喜ぶのはこの「ネペタラクトン」の香りで猫にとっての興奮物質です。ドライハーブは猫用のおもちゃなどに使われることがあり「西洋マタタビ」とも呼ばれています。すっとするミントの香りは心地よい眠気を誘うため、ティーは不安や不眠、ストレス性の胃の不調などに用いられています。通経作用があるため妊娠中は禁忌ですが無月経には良いハーブです。炎症を和らげる作用があるため関節炎、打ち身、虫刺されなどにはハーブ湿布を行います。
ハーブの使用部位:地上部 ハーブの成分:タンニン、苦味質、精油(カルバクロール、ネペトール、チモール、シトロネオール、ゲラニオール、ネペタラクトンなど) 一般的なハーブに期待される作用:解熱、発汗、鎮痙、鎮静、健胃、通経、駆風、催眠 ハーブティーブレンド:ペパーミント、ジャーマンカモミール、エルダーフラワー、パッションフラワー ハーブティーの抽出時間:3分 ハーブティーの味:柑橘とカンファー調のミントの味わい
◆不眠、不安感、ストレス性の胃の不調に ◆打ち身、捻挫に ◆猫のおもちゃに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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