|
精油とハーブのプロフィール事典《ホアハウンド(ニガハッカ) Horehound》
![]() 英名:Horehound ![]() ホアハウンドは、和名を「ニガハッカ」と言い、ヨーロッパが原産のシソ科の多年草です。現在では北アフリカ、南西〜中央アジアにも自生し、南北アメリカにも広く帰化しています。灰色がかった葉の表面にはしわがあり、綿毛で覆われています。茎の先に白い花を群生させます。英名の「hoar」には「白」や「明るい色」の意味があります。草丈は50〜100cmに成長し、葉や茎にはタイムに似た芳香があります。どのような土地でも根付く育てやすいハーブで家畜の虫駆除としても利用されてきました。属名の「Marrubium」は、ヘブライ語で「苦いハーブ」を意味する言葉です。歴史の古いハーブで紀元前1世紀には薬用植物として呼吸器疾患の治療に用いられ、古代エジプトでは咳止めに利用されていました。ティーには強い苦みがあり、日常的な飲用はしませんが咳や気管支炎の時には有用となるハーブです。米国食品医薬品局では薬用としては推奨しないものの、この植物が安全な食品添加物であるとしています。砂糖とホアハウンドで作られたドロップは、ほろ苦い味のハードキャンディでアメリカでは伝統的なのど飴です。その他にもビールやカクテルなどの風味づけに利用されています。園芸植物として庭植えにしたり、フラワーアレンジに利用されています。
ハーブの使用部位:葉 ハーブの成分:アルコール、アルカロイド、苦味、樹脂、サポニン、タンニン 一般的なハーブに期待される作用:抗炎症、去痰、鎮痙、鎮静、通経 禁忌:通経作用があるため妊娠中は避けます。 ハーブティーブレンド:ジャーマンカモミール、エルダーフラワー、ローズ、リコリス ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:強い苦味 ※飲みにくい場合はハチミツを加えます。
◆ハーブシロップ、ハーブハニーに ◆チンキに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|