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精油とハーブのプロフィール事典《センナ Senna》
![]() 英名:Senna ![]() センナは、アフリカ原産のマメ科の常緑低木です。種小名の「アレクサンドリナ」は、かつてこの植物がアレクサンドリア港から船積みされたことに由来しています。歴史の古いハーブで古代エジプトの医学書「エーベルス・パピルス」に下剤として記載されています。葉と果実(ポッド)に緩下作用のある「センノシド 」成分を含んでおり、センナの小葉は厚生労働省が定める日本薬局方に収載されています。欧米では果実も局方に記されている便秘解消の緩下薬です。センノシドは腸内細菌で分解されるとレインアンスロンという成分に変わり、大腸の蠕動運動を活発にして自然な排便を促します。センナによる便秘の解消は、特に女性に多い弛緩性便秘によく働き、その他にも便秘にまつわる頭重感、腹部ガス、吹き出物、のぼせなどにも役立ちます。センナの木の幹の表皮は固く、幹にあるコブには水分が溜められています。黄色い花と種子の入った暗褐色の長楕円型の果実を持ち、冬に落葉する丸い葉は朝になると開き、夜は葉を閉じます。これは植物の就眠運動と呼ばれるものです。葉は開花前に摘んで乾燥させます。センナは便秘解消に役立つ有用なハーブですが多用や連用は大腸筋の力を低下させるため避けます。センナの葉や果実は薬であり(料理などに使う意味での)食用するものではなく、通常の健康茶やハーブティーを飲む感覚で飲むものではありません。ティーには強い苦味があります。国内の製薬会社から飲みやすい錠剤が出ています。副作用として人によって悪心、腹痛、発赤、湿疹などが起こる場合があります。
ハーブの使用部位:小葉、果実 ハーブの成分:ジアンスロン配糖体(センノシドA、B)、アンスラキノン誘導体、フラボノイド、粘液質 一般的なハーブに期待される作用:緩下 禁忌:妊娠中、授乳中の使用は避けます。一般の人も多用、連用は避けます。12歳以下の使用は禁忌。腸閉塞、腸の炎症や潰瘍、原因不明の腹痛、吐き気がある場合は禁忌です。 ハーブティーブレンド:ティーや食品として摂取するハーブではありません。 ハーブティーの浸出時間:1〜2gを150mlの熱湯で10分かけて浸出し、1日1〜2回飲みます。人によっては摂取後に腹痛、吐き気が起こる可能性があります。使用を中止するか医師や薬剤師に相談してください。 ハーブティーの味:強い苦味
◆便秘に
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