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精油とハーブのプロフィール事典《フェネグリーク(フェヌグリーク) Fenugreek》
![]() 英名:Fenugreek ![]() フェネグリーク(フェヌグリークとも)は、地中海地方原産のマメ科の一年草で、種子はスパイスや香辛料として利用されています。フェネグリークの有用部にはリーフ(葉)やスプラウト(芽)もありますが、一般的には「ホール」と呼ばれる種子が利用されています。古代エジプトの王の墓からはミイラの防腐剤に使われた種子が発見されています。古くからアフリカ、インド、トルコ、ペルシャ、エジプトなどの料理に幅広く使われてきたスパイスです。日本には江戸時代に伝来し、生薬として利用されてきました。学名の「faenum graecum 」は干し草の意味で、和名の「コロハ」は中国語(読みはフールーパー)でダイコンの種子に似ていることに由来しています。スパイスの世界ではヒンディー語で「メッチ」や「メティ」とも呼ばれています。フェネグリークの植物は黄色や白色の花を咲かせた後に細長い豆のような果実を付けます。種子にはメープルシロップのような甘い香りと苦味があります。種子は挽いて炒めるとカラメルのような香りになり、カレー料理やチャツネなどに利用されます。ヨーロッパでは古くから口腔疾患、胃腸疾患の薬草として利用され、アーユルベーダや中医学において長い歴史があり、陣痛の誘発、消化促進、代謝の調節や強壮などに使われてきました。近年は糖尿病や高脂血症に対する研究が行われています。
ハーブの使用部位:種子 ハーブの成分:粘液質、ステロイドサポニン、フィトステロール、ピリリジンアルカロイド、精油、アミノ酸、食物繊維、油脂 一般的なハーブに期待される作用:滋養強壮、代謝調整、血糖値低下、緩下、催乳 禁忌:妊娠中は使用を避ける。粘液質を含むため投薬中は薬理成分の吸収が遅れる可能性があるため注意する。血糖値降下剤、低カリウム血症薬の投薬中は使用を避けるか医師に相談する。長期外用は避ける。
◆料理に
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