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精油とハーブのプロフィール事典《キヌア Quinoa》
英名:Quinoa キヌア(キノアとも)は、ペルー、ボリビア、アンデス山脈一帯を原産とするヒユ科アカザ亜科の一年草です。原産地では数千年前から食用栽培されている雑穀の一種で、近年世界的なスーパーフードとして知られるようになった食物です。キヌアは1〜2mに成長し、赤、黄、紫、白色などの穂をつけます。穂のなかには有用部である直径約2mmの丸い種子が250〜500個含まれています。種子にはたんぱく質、ミネラル、脂質、食物繊維が豊富に含まれ、なおかつ低糖質、グルテンフリーです。鉄分、カルシウム、葉酸、亜鉛なども多く含まれているので、通常の料理に加えると栄養バランスが向上します。その他にも植物ホルモンである「フィトエストロゲン」が含まれ、フィトエストロゲンには女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があるので更年期などにまつわる症状に役立ちます。強い生命力を持つ雑穀で標高2500mのアンデス地方の冷涼かつ少雨の土地でも栽培出来、古代インカ文明ではトウモロコシと並んで貴重な作物で「穀物の母」と呼ばれていました。栄養価が高く、NASAによって宇宙食候補にされました。国連はキヌアを飢餓、栄養失調、貧困の根絶に役立つ重要な植物として2013年を国際キヌア年として宣言しました。キヌアの種子は白、赤、黒色などがあり、生はサポニンによる苦味が強いので、洗ってから火を通して食べます。白のキヌアは最も一般的で苦味が少なく、赤、黒色はやや硬めの食感です。炊飯器の米に大さじ1杯ほど加えて雑穀米として炊いたり、茹でたものをスープやサラダなどに加えて食べます。 《キヌア》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:種子 ハーブの成分:アミノ酸、カルシウム、鉄、食物繊維、フィトエストロゲン、サポニン 一般的なハーブに期待される作用:滋養、造血 ハーブティーブレンド:主に食用でティーには用いません。 味:ぷちぷちする食感で味はあまりない。炊くとキヌア特有の雑穀の香りがする。 《キヌア》ドライハーブの使い方 ◆キヌアの雑穀ご飯に ◆料理に
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