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精油とハーブのプロフィール事典《ドクダミ》
![]() 英名:- ![]() ドクダミは、日本で馴染み深いドクダミ科の耐寒性の多年草です。「ドクダミ」の名前は、この植物が毒下しとして用いられたことや独特の強い臭気を持つことに因んでいます。植物そのものには毒は無く、無害です。半日陰から日陰の湿った場所を好み、地下茎でよく繁殖します。葉はサツマイモの葉に似ており、5〜7月に白い穂状の花を咲かせます。属名の 「Houttuynia」は オランダの博物学者マールテン・ホッタインへの献名で、種小名の 「cordata」 はラテン語でハート形の意味があります。英語の俗名には「フィッシュミント」、「フィッシュハーブ」「フィッシュワート」などの魚に因んだ名前が多く、ドクダミの臭気が魚臭いことに由来しています。その他にも「カメレオンプラント」、「ハートリーフ」、「ビショップズ・ウィード」など別名の多い薬用植物です。日本には平安時代に中国から渡来し「本草和名」や「和名抄」などに「シブキ」の名前で記載されています。生薬として用いられ「十薬」(じゅうやく)の名前で民間療法に使われてきました。十薬には様々な用途に役立つの意味があります。ドクダミは全草が有用部で、開花時に日干ししたのち陰干しして乾燥させます。乾燥させたドクダミには臭気はなく、殺菌作用はほぼありません。生のドクダミの独特の臭気は葉に含まれる精油成分デカノイルアセトアルデヒドで、強い殺菌作用を持ちます。民間療法では、傷、水虫、化膿性皮膚炎には生の葉をもんで使い、あせもや皮膚疾患には乾燥葉をお風呂に入れて使ってきました。ドクダミに含まれるクエルシトリンには利尿、緩下作用があるため、便通を整えて体内解毒を助けます。その他にも血管系に働きかけて血圧の調整を行います。
ハーブの使用部位:全草
◆化粧水に
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