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精油とハーブのプロフィール事典《マカ Maca》
![]() 英名:Maca ![]() マカは、南米ペルー原産のアブラナ科の多年草です。属名 の「Lepidium 」はギリシャ語で小さな鱗片を意味しています。マカ植物は地を這うように植生し、茎先に緑がかった白い小さな花を咲かせ、全草に独特の匂いがあります。ハーブとしての有用部は根(鱗茎)で約8cmのカブに似た丸い形をしています。根の色は主に白色で、その他に黄色や茶色のものもあります。歴史の古い薬用植物で原産地では2000年前から栽培され、日常的な根菜として料理に使われてきました。マカ植物は非常に生命力が強く、標高2000〜4000mのアンデスの高地で栽培され、高い耐霜性を持ち、寒暖差の激しい痩せた土地でも育ちます。平地では育たなかったこととその優れた薬効から交易においてもアンデスの人々の貴重な植物資源となってきました。マカには家畜の生殖能力を上げる働きがあり、かつてはスペインに輸出されていたこともありました。根は乾燥すると数年間保存でき、保存食としても利用されてきました。生の根にはホースラディッシュのようなピリッとした辛さと甘みがあり、乾燥させると豊穣な甘さとなります。日本では1998年に当時のペルー大統領アルベルト・フジモリ氏によって紹介され、インカの薬草、スーパーフードとして知られるようになりました。マカはペルーの法律によって乾燥粉末以外は輸入禁止のため、国内ではサプリメントとしての流通が大半です。マカには9種類の必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸が含まれ、その他にも鉄分、カルシウム、亜鉛などのミネラルや食物繊維、ビタミンB群、必須脂肪酸のリノール酸などが含まれており、滋養強壮に役立ちます。特に必須アミノ酸のアルギニンには筋肉増強、脂肪代謝、免疫力向上、成長ホルモンの合成促進の働きがあり、サプリメントは中高年の男性を中心に疲労回復、生殖能力の維持を目的に摂取されています。その他にも男性と女性のための妊活、更年期の諸症状、気力体力の衰え、術後の回復、肌の美容などにも役立てられています。マカは近年国内でも栽培されるようになり、流通量は少ないですが「ベジマカ」(野菜のマカ)として食用されています。国内産のマカは葉も利用出来、マカ茶として飲まれています。
ハーブの使用部位:根 ※国内産は根と葉
◆(マカ茶)健康維持、活力のためのヘルシー茶として
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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