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精油とハーブのプロフィール事典《ゲンノショウコ》
英名:‐ ゲンノショウコは、日本の山野に広く植生しているフウロソウ科の多年草です。別名を「ミコシグサ」と言い、これは熟した実が種子を飛ばすと御輿(みこし)の屋根のように見えることに由来しています。「現之証拠(ゲンノショウコ)」の名前は服用するとすぐに効果が現れることから名付けられました。その他にもフウロソウ、タチマチグサ、イシャゴロシ、ネコグサなどの呼び名が付けられています。属名の「Geranium」はギリシャ語で「鶴のくちばし」を、種小名の「thunbergii」はスウェーデンの植物学者カール・ピーター・ツンベルグの名前に因んでいます。有用部は地上部で有効成分が最も多くなる8月〜10月にかけての開花期直前に採取します。花の色は白色もしくは淡紅色で色による薬効の違いはありません。ゲンノショウコはドクダミやセンブリと同じく、日本の民間薬として古くから利用されてきた馴染み深い植物で、生薬「ゲンノショウコ」として日本薬局方に収載されています。医薬品のため薬機法の規制があり、許認可のない販売は禁止されています。タンニン成分の「ゲラニイン」を含み、整腸薬、止瀉薬として利用されています。濃縮煎じ液は下痢止めになり、薄い煎じ液は便秘に有用です。煎じ液は口内炎のうがいや歯痛、薬湯などに利用されています。
《ゲンノショウコ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:地上部
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