|
精油とハーブのプロフィール事典《センブリ》
英名:‐ センブリは、日本原産のリンドウ科の二年草です。ドクダミ、ゲンノショウコと並ぶ日本の代表的な民間薬で「千振」(せんぶり)の名前は「千回振り出し(浸出させ)ても苦い」ことに由来しています。日当たりの良い、やや湿った山野の草地に植生し、草丈は5〜20cmほどで紫色の脈が縦に入った白い花を咲かせます。全草に強い苦味があり、ハーブのなかで最も苦いと言われています。葉と茎は生薬として用いられ、生薬名の「当薬」(とうやく)は、この植物が「当に(まさに)薬である」ことから名付けられました。生薬は秋の開花期に採取し、天日乾燥されます。開花期には全草に苦味配糖体のスウェルチアマリン 、スエロサイド、アマロスエリンなどの成分が多く含まれています。別名「イシャダオシ」(医者倒し、薬効に優れるので医者が廃業するの意)と呼ばれるほど苦味による健胃作用があり、胃薬として整腸剤に利用され、消化不良、胃痛、下痢、腹痛、食欲不振などに役立ちます。センブリのチンキには毛細血管の拡張作用があるため市販の育毛剤や化粧品などにも利用されています。なお、センブリの乾燥ハーブは医薬品につき、薬機法上の規制を受けます。許可なく販売することは出来ません。 《センブリ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:葉、茎
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
2012-2024 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|