英名：Chervil
学名：Anthriscus cerefolium（アンスリスクス・ケレフォリウム）
和名：ウイキョウゼリ（茴香芹）
科名：セリ科
種類：一年草
草丈：約20〜60cm
原産地：西アジア、中央アジア

チャービルは、西アジア、中央アジアを原産とするセリ科の一年草です。パセリに似ているため「フレンチパセリ」と呼ばれ、フレッシュもしくは乾燥させた葉がフランス料理などに利用されています。香りはパセリよりも繊細で甘く上品です。フランスでは「セルフィーユ」の名前でデザートの飾りつけにも使われています。「美食家のパセリ」の呼び名があり、肉・魚・卵料理やハーブバター、ハーブチーズ、ドレッシングなどに加えられています。チャービルはチャイブ、イタリアンパセリ、フレンチタラゴンとともに「フィーヌゼルブ」（Fines herbes、みじん切りにしたハーブの意）と呼ばれるフランス料理に欠かせないミックスハーブの材料のひとつです。特に卵料理との相性が良く、見た目にも美しく食欲をそそる緑色の香草です。チャービル植物は60cmほどに成長し、レースのような葉を持ち、6月〜7月頃に白い花を咲かせます。育てやすい植物でベランダ菜園にも向いています。古代ローマの時代から薬用植物として使われてきた歴史の古いハーブの一つです。肝臓機能を高め、血液を浄化する働きがあるため、キリスト教徒たちは復活祭の前にチャービルを加えたスープを飲みました。消化促進、発汗、利尿などの作用もあり、体内浄化に役立つハーブです。ティーよりも料理に使われることの多いハーブで、シングルティーにはあまり味がしないため、他ハーブとブレンドして飲みます。

★ルートチャービルについて★
乾燥ハーブやフレッシュハーブとして国内流通しているのは一般的なチャービルで葉が使われています。「ルートチャービル」（根チャービル）、「セルフィーユルート」と呼ばれる種類は根を食用しますが、葉には毒性があるため食用は出来ません。ルートチャービルの根はスープやシチューに加えられます。
 

《チャービル》ドライハーブのプロフィール

ハーブの使用部位：葉

ハーブの成分：ビタミンB群・C、鉄、マグネシウム、カロテン

一般的なハーブに期待される作用：血液浄化、肝臓強化、利尿

ハーブティーブレンド：レモンバーベナ、レモンバーム、スペアミント

ハーブティーの抽出時間：3分

ハーブの味：わずかな甘みとスパイシー、味はあまりない

注意：セリ科アレルギーの人は注意します。
 

《チャービル》ドライハーブの使い方

◆料理に
　スープ、ソース、オムレツ、キッシュ、ドレッシングなどの風味付けに使います。
 

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