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精油とハーブのプロフィール事典《チャイブ Chives》
![]() 英名:Chives ![]() チャイブは、ユーラシア原産のヒガンバナ科ネギ属の多年草です。セイヨウアサツキ、シブレット、エゾネギとも呼ばれ、葉菜や根菜、薬味として料理に用いられます。属名の「Allium」は「匂い」の意味で、この植物にネギのような匂いがすることを示しています。種小名の「schoenoprasum」は「イグサのようなネギ」を意味しています。歴史の古いハーブで地中海沿岸地方では2千年前から栽培され、葉、茎、花の全てが食用されてきました。日本で馴染み深い「アサツキ」は日本原産のチャイブの変種でチャイブに比べるとやや小型の植物です。チャイブには鱗茎(球根)が出来、夏は休眠しますが再び葉を付けるので何年でも収穫できます。鱗茎が群生することから英名は「Chives」と複数形で呼ばれます。チャイブの草丈は30cmほどで円筒形葉の中心は空洞です。初夏に茎先に赤紫色の小花を球状に咲かせ、観賞用の植物としても人気があります。葉には硫化アリル成分が含まれ、ネギのような風味があります。硫化アリルは辛味成分として食欲増進、消化促進などの働きがあり、その他にも鉄分を含むことから貧血防止にも良いハーブです。加熱したり乾燥させると特有のチャイブの風味は薄れるので、フレッシュが手に入ればそれに越したことはありません。フレッシュのチャイブはハーブバターやハーブチーズ、ハーブマヨネーズには定番として加えられる香草で、肉・魚料理や卵料理などにも良く合います。フレンチの定番である「フィーヌ・ゼルブ」(みじん切りにしたハーブ)の薬味に欠かすことの出来ないハーブの一つです。じゃがいもの冷製ポタージュの「ヴィシソワーズ」には必ず添えられる薬味です。「洗練されたネギ」といった風味で和洋中いずれの料理にも合います。
ハーブの使用部位:葉
◆料理に
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