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精油とハーブのプロフィール事典《パンプキンシード Pumpkin Seed》
英名:Pumpkin Seed パンプキンシードは西洋カボチャの種子で、別名「ペピータ」、「パンプキンシードカーネル」とも呼ばれています。西洋カボチャはウリ科カボチャ属のつる性の一年草です。歴史の古い食物で紀元前5千年頃の中南米の遺跡から種子が発見されています。当時のカボチャは果肉が少なく、味も悪く、主に種子を食べていたようです。その後に現在のような甘いかぼちゃが栽培されるようになり日本には17世紀に伝えられ、カンボジア(Cambodia)から来たため「カボチャ」の名前が付けられました。このカボチャは現在の「日本かぼちゃ」と呼ばれるものです。19世紀に西洋カボチャが日本に伝えられ、冬至に風邪予防としてかぼちゃを食べる習慣が定着していきます。漢字の「南瓜」は「南蛮から渡来した瓜」の意味で、かつて日本に漂着したポルトガル船によって伝えらたことに由来しています。かぼちゃ植物はつるが土を這うようにして成長し、分裂した大きな葉を付け、6月〜7月に黄色い鐘形の花を咲かせます。雄花と受粉することで実がつき、日本カボチャはごつごつした表面、西洋カボチャは滑らかな表面が特徴です。種子には脂肪酸、ビタミンA・B・C・E、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、マンガンなどが豊富に含まれています。継続して摂取することでコレステロール値や血糖値の調整、血流改善、睡眠の質の向上などに役立ちます。その他にも抗酸化作用のあるリグナンが含まれ、更年期の女性のエストロゲン低下にまつわる症状のサポートを行います。アメリカの研究ではパンプキンシードの摂取による前立腺肥大や排尿困難に関する治療結果が報告されています。パンプキンシードからは低温圧搾法でパンプキンシードオイルが得られます。オイルはオレイン酸、リノレン酸、フィトステロール、ビタミンE、ミネラルを豊富に含み、上質のものはわずかに白濁が見られます。サラダや料理の仕上げのオイルに利用され、香ばしいナッツのような風味があります。リノール酸が含まれているため加熱せずに摂取したい場合はそのまま摂るか、サプリメントに加工されているものを選びます。 《パンプキンシード》ドライハーブのプロフィール パンプキンシードは主に料理などに用いるか、そのままナッツとして食べます。100gで574キロカロリーとハイカロリーで脂質を多く含むため、摂りすぎは控えます。継続して1日10〜20粒食べると健康増進に役立ちます。 ハーブの成分:フィトステロール、ビタミンA・B・C・E、リグナン、ペクチン、油脂(オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸)、ミネラル(亜鉛、マグネシウム、カリウム、鉄)食物繊維 一般的なハーブに期待される作用:消炎、利尿 《パンプキンシード》ドライハーブの使い方 ◆料理、デザートに
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