英名:Citronella
学名:Cymbopogon nardus(キムボポゴン・ナルドゥス)
和名:コウスイガヤ(香水茅)
科名:イネ科
種類:多年草
草丈:約1〜1.5m
原産地:熱帯アジア
精油の抽出部位:葉
精油の抽出方法:水蒸気蒸留法
精油の香りのイメージ:ハーブ調でレモン様のしみるようにさわやかな香り
香りのノート:トップ
ブレンドファクター:3
精油の成分例:
【モノテルペン炭化水素】α-ピネン(2.6%)
【モノテルペン炭化水素】カンフェン(8.0%)
【モノテルペン炭化水素】リモネン(9.7%)
【モノテルペン炭化水素】cis-オシメン(1.4%)
【モノテルペン炭化水素】トランス-オシメン(1.8%)
【アルデヒド類】シトロネラール(5.2%)
【ケトン類】カンファー(0.5%)
【セスキテルペン炭化水素】β-カリオフィレン(3.2%)
【モノテルペンアルコール】テルピネン-4-オール(0.7%)
【エステル】酢酸シトロネリル(1.9%)
【エステル】蟻酸ゲラニル(4.2%)
【モノテルペンアルコール】1-ボルネオール(6.6%)
【モノテルペンアルコール】シトロネロール(8.4%)
【モノテルペンアルコール】ネロール(0.9%)
【モノテルペンアルコール】ゲラニオール(18.0%)
【エステル】酢酸ゲラニル(1.5%)
【フェノール】メチルオイゲノール(1.7%)
【モノテルペンアルコール】エレモール(1.7%)
【フェノール】メチルイソオイゲノール(7.2%)
イネ科植物画:Wikipedia
シトロネラはスリランカ原産の数多い茎と細長い葉を持つイネ科の植物です。インドやスリランカでは、シトロネラの葉を湿布にして、すり傷や切り傷の手当てに使用しています。シトロネラは特に蚊への忌避効果が高い事からアウトドアのキャンプ用品やキャンドルなどによく利用されています。ゼラニウムとシトロネラをかけあわせた蚊連草というハーブが、ガーデニング店等で売られています。シトロネラは特にハマダラカ属の蚊に対しては11時間の防御を行ったデータがあります。これはシトロネラに含まれる「シトロネラール」という成分が蚊除けになるのと、蚊は人間の吐く息に含まれる二酸化炭素によって誘引されますが、シトロネラールはその察知能力を低下させるからだと言われています。昔から「神様は病気のそばに薬を用意してくれた」と言われるように、蚊の多い土地、蚊が媒介する感染症などが見られる場所には、シトロネラのような忌避作用のある植物が生育します。シトロネラはペットのノミ除けとしても使われますが、猫はこの香りを嫌うことがあるようで、猫除けとして使われることもあります。(猫は精油を代謝できないのでアロマテラピーは禁忌です)抗菌、抗真菌の作用があり、風邪などの感染予防にも利用されます。シトロネラはその他にも香水、石鹸、洗剤、デオドラント剤など、様々な用途で用いられています。
《シトロネラ精油》の作用
一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗真菌、消毒、デオドラント、発汗、解熱、防虫、強壮
心への作用:シトロネラの香りは、ストレスから解放し、気持ちをリフレッシュさせてくれます。気分を変えたい時の心の清涼剤として働きます。心を引き上げ明るくさせます。
ヒーリングの作用:心に残っているものを清涼感のあるエネルギーで吹き飛ばしてくれます。気持ちを他に向けるために役立ちます。根本的な解決ではないものの、一瞬の気持ちを軽やかに整えてくれます。
キーワード:リフレッシュ、清涼
相性の良い精油:ハーブ系、花系と合います。ゼラニウム、ローズ、ラベンダー・トゥルー、ラベンダースパイク、パルマローザ、ローズウッド、レモングラス、マートル、ユーカリなど。
禁忌:アルデヒドの含有量が高いので、妊娠中の使用は控えます。
《シトロネラ精油》を使ったホームケアの方法
◆脂性肌、オイリーヘアに
石鹸やローション、シャンプー、トニック等に加えます。
◆多汗、デオドラントに
ボディパウダーやボディローション、コロン等に加えます。
◆消毒、バクテリアの繁殖予防に
エタノールと精製水の8:2希釈水に混ぜて、消毒したい場所に吹き付けます。
◆虫除けに
精製水とエタノールに希釈して防虫スプレーを作るか、ミツロウキャンドルに加えます。
アロマとハーブの資格を取得する
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。