英名:Ephedra
学名:Ephedra sinica(エフェドラ・キニカ)
和名:マオウ(麻黄)
科名:マオウ科
種類:常緑小低木
樹高:約20〜40cm
原産地:中国
エフェドラ植物画:Wikipedia
エフェドラは、和名を「麻黄」(マオウ)と言い、中国原産の草本状の常緑小低木です。乾燥した地域に植生するため小さな葉を鱗片状にしながら水分の蒸発を防いでおり、茎が葉の代わりに光合成を行っています。5月頃に黄色い花を咲かせます。有用部は地下茎で薬用植物には「草麻黄」、「中麻黄」、「木賊麻黄等」などの種類があります。漢方では発汗、鎮咳、利尿などの作用が知られており、風邪薬の「葛根湯」をはじめ「小青竜湯」や「防風通聖散」などの漢方薬に配合されています。エフェドラは日本では医薬品につきハーブとしての流通はありません。エフェドラはアルカロイドのエフェドリン成分を含み、気管支拡張薬、鎮咳薬、昇圧薬として有用ですが、カフェインとともに摂取すると頭痛、めまい、心臓の不調を引き起こす可能性があります。海外では過去にダイエットその他の目的でこのハーブを過剰摂取し、重篤な健康被害となった事例があるため、不適切な摂取は避けるべきハーブの一つです。
《エフェドラ》ドライハーブのプロフィール
ハーブの使用部位:地上茎
ハーブの成分:アルカロイド(エフェドリン、ソイドエフェドリン)、フラボノイド、タンニン
一般的なハーブに期待される作用:交感神経および中枢神経興奮、鎮咳、去痰、気管支拡張、発汗
ハーブの味:特有の香りと苦味
禁忌:日本では医薬品につき、指示された用法、用量を守って服用します。持病のある人、その他の薬を処方中の場合は医師または薬剤師に相談します。妊娠中、授乳中は使用を避けます。

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