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精油とハーブのプロフィール事典《カムカム CamuCamu》
英名:Camu Camu カムカムは、ペルー原産のフトモモ科の常緑低木です。水辺や水中に自生する3mほどの灌木で9月〜10月にかけて芳香と光沢のある白い花を咲かせます。12月から3月頃になる赤紫色の丸い果実(カムカムフルーツ)は熟すと水のなかに落ち、それを待ち構えていた魚に食べられます。「カムカム」の名前は、魚がこの果実を丸呑みし、果肉だけを食べた後に種子を吐き出す音に由来しています。原産地ではその他に「Cacari」、「Camocamo」などの名前で呼ばれており、これも魚の出す音から来ています。有用部は直径2〜3cmほどの果実でレモンの50倍ものビタミンCを含んでいます。フルーツのなかで最もビタミンCの含有量が多いものの一つとして知られています。その他にもバリン、ロイシン、セリンなどのアミノ酸やフラボノイド、エラグ酸などのポリフェノール成分が豊富に含まれ、抗酸化作用のあるスーパーフルーツとして人気を集めています。カムカムはペルー政府の植物保護政策により生の果実の輸入は規制されており、果汁や果汁のパウダーをジュースやサプリメントに加工したものが流通しています。スモモやプラムのような酸味があり、肌美容や健康増進を目的に利用されています。近年では血圧上昇抑制に関する研究が行われています。もともとは自生種が現地の人たちの間で食用されていましたが、特に日本での需要が多く、現在ではアマゾン低地を中心に大規模な栽培がされるようになり、種子や苗木は国内でも入手可能です。 《カムカム》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:果実 ハーブの成分:ビタミンC、ビタミンB1、アントシアニン、エラグ酸、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなど)、アミノ酸、食物繊維 一般的なハーブに期待される作用:美肌、疲労回復 果汁の味:爽やかな酸味 《カムカム》ドライハーブの使い方 ◆アンチエイジング、ビタミンC補給に
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