英名:Noni
学名:Morinda citriforia(モリンダ・シトリフォリア)
和名:ノニ、ヤエヤマアオキ(八重山青木)
科名:アカネ科
種類:常緑小高木
樹高:約5〜8m
原産地:インドネシア
ノニ植物画:Wikipedia
ノニは、インドネシアを原産とするアカネ科モリンダ属の熱帯性常緑小高木で、東南アジア〜オセアニアにかけて分布しています。和名を「ヤエヤマアオキ」と言い、沖縄にも自生しています。属名はラテン語の「桑」と「インド」を、種小名は「柑橘の葉」を意味しています。ノニの名前はハワイの言葉で、その他にも「インディアンマルベリー」、「モリンダ」の名前もあります。近年、健康食品として果実のジュースやサプリメントが知られるようになりました。ノニの果汁には独特の味があるためジュースには飲みやすくするためにアサイーやグレープのジュースなどが加えられています。ノニの木は5〜8mに成長し、白い花を密集して咲かせます。果実は未熟なものは緑色、熟すと黄色になります。果実の表面はでこぼこしており、中鎖脂肪酸による特有の発酵臭がします。果実にはビタミンC、カロテン、カリウムなどが豊富に含まれ「ミラクルフルーツ」と呼ばれています。根はインドネシア特産の「ジャワ更紗」の赤色の染料となります。カリウム成分が多く含まれ、ビタミンKも含まれているため腎疾患の人は摂取を避けます。利尿薬、ワルファリン、降圧剤との併用は避けます。果実には毒性はないとされますが、日本医師会より肝毒性の可能性が指摘されています。現地の民間伝承では流産や月経促進薬として使われてきた歴史があるため、妊活および妊娠中の使用は避けます。授乳中も控えた方が良いでしょう。なお、化粧品の世界ではノニの果汁が肌バリア機能や皮膚の保護を目的に加えられています。
《ノニ》ドライハーブのプロフィール
ハーブの使用部位:果実
ハーブの成分:アミノ酸、スコポレチン、オレイン酸、中鎖脂肪酸、食物繊維、ビタミンC、ミネラル、フラボノイド、多糖類
一般的なハーブに期待される作用:健康増進
果実の味:独特な発酵臭 ※飲みにくい場合はフルーツジュースや乳酸飲料とブレンドします。
禁忌:肝臓疾患、腎疾患の場合は避けます。妊活および妊娠中、授乳中は避けます。持病のある人、投薬中の場合は医師に相談します。

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