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精油とハーブのプロフィール事典《モリンガ Moringa》
英名:Moringa モリンガは、北インド原産のワサビ科の落葉高木で、和名の「ワサビノキ」は根が山葵のように辛いことに由来しています。モリンガは種子、幹、葉、花、根などの植物全体が利用出来、豊かな栄養成分を含むため「ミラクルツリー」(奇跡の木)と呼ばれています。葉だけでも92種類の栄養素があり、植物全体として46種類の抗酸化物質、18種類のアミノ酸、36種類の抗炎症成分が含まれています。成長の早い木で樹高は10mほどになり、春に黄色みを帯びた白い花をたくさん咲かせます。芳香のある花は花茶として利用され、葉はくせがなく、産地では野菜として食用されています。細長いさやが枝から垂れる様子から英名で「ドラムスティックツリー」と呼ばれ、さやのなかにある黒い種子からは「モリンガオイル」(モリンガシードオイル)が抽出されます。オイルは産地では食用やスキンケアに利用されています。有用部の多いモリンガですが、国内で流通が最も多いのは乾燥葉の粉末でビタミンA、B1、B2、C、E、亜鉛、 カルシウム、カリウム、リン、食物繊維、必須アミノ酸などが豊富に含まれています。抹茶のような味でティーにしても飲みやすく、サプリメントや健康食品としても利用されています。その他にも、モリンガの木は一般の植物に比べて20倍もの二酸化炭素を吸収するエコツリーとして地球温暖化対策でも注目されています。脱脂された種子は濁った水をろ過し、浄化するので浄水にも役立てられています。 《モリンガ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:葉 ※その他に種子、根、花、幹も有用部 《モリンガ》ドライハーブの使い方 ◆スムージー、ドリンクに 《モリンガオイル》基材のプロフィール モリンガオイル(モリンガシードオイル)は種子から低温圧搾で抽出されます。歴史の古いオイルで「ベンオイル」、「ベヘンオイル」と呼ばれて古代ローマの時代から使われてきました。種子には約40%ほどの脂肪酸が含まれています。主成分はオレイン酸で、組成はオリーブオイルに似ています。さらりとした質感の淡黄色のオイルでスパイシーナッツの香りがします。含まれる抗酸化成分によって数年間日持ちがするため、日常的なヘアケア、スキンケアに役立てられます。価格はやや高めです。 基材の成分:オレイン酸、パルチミン酸、へベン酸、ステアリン酸、パルミトレイン酸、アラキジン酸、ビタミンE 一般的な基材に期待される作用:(外用)保湿、抗炎症 匂い:スパイシーナッツの香り 《モリンガオイル》基材の使い方 ◆洗顔後のブースター、スキンケアに
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