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精油とハーブのプロフィール事典《サラシア Salacia》
英名:Salacia サラシアは、インド、スリランカ原産のニシキギ科サラシア属のつる性の低木の総称です。タイ、ベトナムなどの熱帯地域にも広く分布しています。根や茎は伝統的な糖尿病の薬用植物として中医学やアーユルベーダなどで利用されてきました。サラシアの木は他の木によじのぼるようにして成長し、黄緑色の花を咲かせ、熟すと赤くなる実を付けます。実の果汁は甘く、現地では食用されています。現地のかつての王族たちは糖尿病の予防にこの木の幹をくり抜いてコップを作り、それに水やお酒を入れて飲んでいたそうです。サラシアは別名をサラシノール、コタラヒムブツとも呼ばれ、コタラヒムブツ(学名:Salacia reticulata)は、スリランカに自生する種でシンハラ語の「神の恵み」を意味しています。その他にもサラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、サラシア・キネンシス(Salasia chinensis)などの種も薬用されてきました。サラシアは根や茎に血糖値の上昇を抑制する成分が含まれることがWHOで認められています。近年の国内の研究でもサラシアに含まれるサラシノールという成分が糖を分解する酵素の働きを抑制することが解明されています。サラシノールは機能性表示食品の関与成分とされ、摂取によって糖の吸収を抑えて食後血糖値の上昇をゆるやかにします。その他にもサラシノール成分は肌美容や肥満予防、腸内環境の改善にも良い効果が期待されています。ティーの味はややくせがあるため、飲みにくい場合は他ハーブとブレンドします。 《サラシア》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:根、茎 《サラシア》ドライハーブの使い方 ◆糖尿病予防、肥満予防、健康増進に
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