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精油とハーブのプロフィール事典《ブッチャーズブルーム Butcher's Broom》
英名:Butcher's Broom ブッチャーズブルームは地中海沿岸原産のキジカクシ科(ユリ科、スズラン亜科とも、諸説あり)ナギイカダ属の常緑小低木です。ブッチャーズブルームとは「肉屋のほうき」の意味で、実際にヨーロッパでこの枝で箒を作り、肉切り台の掃除をしたことに由来しています。古くから薬用植物として知られ、古代ギリシャの時代から根茎や種子が利尿剤や下剤に利用されてきました。耐陰性が高く、葉は退化しており、尖った葉のように見える部分は茎が変形したもの(葉状枝)です。葉の上に3月〜5月にかけて周囲が緑色、中心が紫色の小さな花を咲かせます。花後は熟すと赤くなる小さな球形の実がなり、種子は鳥によって運ばれます。和名の「ナギイカダ」は、針葉樹の「ナギ」と葉が似ていることと、花が葉の上に咲く「花筏」のように見えることに由来しています。種小名の「aculeatus」は「棘のある」の意味です。有用部の根は地中に突き刺さるように太く、乾燥すると茶灰色で木質の細根が多数付いています。ブッチャーズブルームの根茎には強い抗酸化作用と抗炎症作用のあるルスコゲニンやルスコゲネンが含まれ、毛細血管を収縮し、むくみや静脈瘤に役立つとされています。根のティーは最初は甘く、その後にやや苦味があります。ドライの根は国内では流通していないため、海外製品のサプリメントが主になります。 《ブッチャーズブルーム》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:根、茎 《ブッチャーズブルーム》ドライハーブの使い方 ◆むくみ、デトックスに
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