|
精油とハーブのプロフィール事典《コーンシルク Corn silk》
![]() 英名:Corn silk ![]() コーンシルクは、トウモロコシの実から伸びる穂部分で、絹のような光沢のある繊維です。一般に「ヒゲ」と呼ばれる部分で、焙煎して香ばしくしたものは「コーン茶」や「ヒゲ茶」とも呼ばれています。中国の伝統療法では「南蛮毛」と呼ばれ、韓国でもお茶として親しまれています。トウモロコシは中央アメリカ原産のイネ科の一年草で小麦や米と並ぶ世界三大穀物の一つです。人類史上においても非常に重要な植物の一つで実は食用、コーン油、飼料などの他にバイオエタノールの材料にもなります。直立する太い茎と大きく広がる葉を付け、大きな品種では2m以上にもなります。種子の胚乳をでんぷんにしたものは「コーンスターチ」として食用され、植物性パウダーとして手作り化粧品にも利用されています。属名の「Zea」は「生命のもと」を、種小名の「mays」は「わが母」を意味する言葉です。トウモロコシの呼び名「メイズ」(Maize)も種小名に因んでいます。歴史の古い植物で紀元前7000年頃にはメキシコで栽培され、貴重な食糧として多くの民話や神話の題材となり、人々はトウモロコシの粒には神々が宿ると考えてきました。コロンブスによって種子がスペインからヨーロッパへ広がり、日本にはポルトガル人によって16世紀に伝えられ、国内での栽培が始まり、明治時代以降に北海道での栽培が定着しました。コーンシルクにはカリウムが豊富に含まれ、利尿作用があるため、民間療法としてむくみ、膀胱炎、尿路結石、血圧降下、血糖値降下などに役立てられてきました。ティーの味はあっさりした甘味と香ばしさがあって飲みやすく、日常的に飲用出来ます。
ハーブの使用部位:絹子(柱頭、花柱) ハーブの成分:ステロール酸、カリウム塩、油脂、フラボノイド、タンニン、アルカロイド、精油、還元糖、サポニン 一般的なハーブに期待される作用:利尿、血圧降下、緩和 ハーブティーブレンド:ジンジャー、ダンディライオン、ヒース、ルイボス、マテ ハーブティーの抽出時間:5分 ハーブティーの味:すっきりとしたトウモロコシの甘味と香ばしい味
◆むくみに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|