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精油とハーブのプロフィール事典《オールスパイス Allspice》
![]() 英名:Allspice ![]() オールスパイスは、西インド諸島原産のフトモモ科の非耐寒性常緑小高木です。「オールスパイス」の名前は、一つのスパイスのなかにシナモン、クローブ、ナツメグの3大スパイスの香りを併せ持つことに由来しています。(3つのスパイスを混ぜたものではありません)別名をジャマイカンペッパー、マートルペッパー、ピメントとも呼ばれ、日本では「百味胡椒」(ひゃくみこしょう)、「三香子」(さんこうし)と呼ばれています。スペインの探検家フランシスコ・フェルナンデスが16世紀のメキシコで新種のスパイスとして発見し、17世紀になってヨーロッパへと伝えられました。当時は航海の間の肉や魚の保存に利用されていました。比較的歴史の浅いスパイスですが日本でも定着しておりスーパーの棚で見つけることができます。オールスパイスの木は雌雄異株で約7〜10mに成長し、春に芳香のある白い花を多数咲かせます。有用部は房状になる果実で直径1cmほどの未熟な青い実を収穫し、黒褐色になるまで乾燥させます。乾燥果実は「オールスパイス」の名前で香辛料として料理などに用いられています。ドレッシングやピクルスなどには粒のまま漬け込み、肉料理やデザートには主にパウダーが使われています。ほろ苦く、甘い風味はシナモン、クローブ、ナツメグと相性の良い料理によく合います。果実の芳香は精油成分によるもので、特に未熟な果実の果皮部に多く含まれています。精油成分は主にオイゲノール、チモール、α-フェランドレン、メチルオイゲノール、β-カリオフィレンなどで抗菌、抗炎症、消化促進などの作用があります。果実にはカルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、マンガン、銅などのミネラル成分が含まれています。
ハーブの使用部位:果実
◆肉料理に
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