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精油とハーブのプロフィール事典《タデ(ヤナギタデ) Water pepper》
英名:Water pepper ヤナギタデは、日本を原産とするタデ科の一年草です。別名を「ホンタデ」(本蓼)、「マタデ」(真蓼)と言い、古来より全草が薬用植物として利用されてきた日本の伝統ハーブの一つです。湿地や水辺に自生し、水中では多年草になる場合があります。草丈は約40〜80cm、直立した茎に柳の葉に似た細長い青葉を付け、8〜9月に紅色がかった白い小さな花を咲かせます。英名の「Water pepper」は水辺に生えるコショウのような辛味を持つ植物であることに由来しています。ヤナギタデには「アオタデ(青蓼)」と「ベニタデ(紅蓼)」があり、どちらも辛味がありますが、ベニタデの方が辛味が強く、ビタミンCが豊富に含まれ、抗菌作用にも優れています。なお、蓼のなかで「イヌタデ」(犬蓼、別名あかまんま)と呼ばれる種類には辛味はなく、食用になりません。このような植物にはたいてい「(役に立たないという意味での)犬」の名前が付けられています。生葉には辛味成分のタデオナールが含まれ、ぴりっとした鮮烈な辛味があるので刺身のツマや蕎麦の薬味などに利用されています。青い葉をすり潰して酢に混ぜた「蓼酢」は鮎などの川魚料理に添えられています。タデの名前は辛味によって口中がただれるように辛いことに由来し、この辛い葉を好んで食べる虫(ホタルハムシなどの甲虫)がいることから「蓼食う虫も好き好き」という諺が生まれました。ヤナギタデの辛味成分には食欲増進、抗菌、解熱、消炎、利尿などの作用があり、刺身などによる食中毒を防ぐ他に浮腫や発熱、打ち身、虫刺されなどにも使われてきました。 《ヤナギタデ》ハーブのプロフィール ハーブの使用部位:全草(茎、葉、果実) 《ヤナギタデ》ハーブの使い方 ◆料理に
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