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精油とハーブのプロフィール事典《ジギタリス Fox glove》
英名:Fox glove ジギタリスは、ヨーロッパ原産のオオバコ科の二年草もしくは多年草です。和名を「キツネノテブクロ」と言い、英名も「フォックス・グローブ」と呼ばれています。ヨーロッパでは、その他にも「妖精の手袋」、「魔女の指ぬき」、「妖精の指ぬき」などの呼び名があります。ジギタリスには20種ほどの種類がありますが一般に薬用植物として知られているのは「Digitalis purpurea」です。日本には江戸時代に渡来し、観賞用としても栽培されています。草花の姿が良く、イングリッシュガーデンにも植えられていますが、全草に毒があるため扱いには注意が必要です。属名はラテン語の「指」を意味し、手袋のような花の形に由来しています。草丈は2m近くまで成長し、地上部には軟毛があります。5〜7月に直立した茎先に紫紅、白、ピンクなどの色のベル形の花を咲かせ、花弁の内側には斑点があります。ジギタリスは全草にジギトキシン、ジゴキシンなどの有毒成分が含まれており、多量摂取や誤食によって嘔吐、頭痛、不整脈、視覚異常などの中毒症状を引き起こします。重篤な場合は死に至ることがある危険な植物です。過去にはコンフリーと間違って摂食し、中毒を起こした例もあります。乾燥葉の抽出成分は、かつては心臓病の薬として使われていましたが、現在ではそれらの成分は化学合成されており薬草として使われることはありません。 《ジギタリス》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:※葉(有毒)
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