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精油とハーブのプロフィール事典《アシタバ(明日葉)》
英名:‐ アシタバは、日本原産のセリ科、シシウド属の多年草です。別名を「八丈草」、「明日草」と呼ばれています。明日葉の名前はこの植物の繁殖力の旺盛さから「今日に葉を摘んでも明日には芽が出る」(実際には4〜5日かかります)と言われることに由来しています。属名は「天使」を意味し、アンゲリカ植物が人々に救いをもたらすことを示唆しています。種小名は明治時代の植物学者、伊藤圭介への献名です。太平洋沿岸部の温帯地域に自生し、特に八丈島や伊豆諸島は古くからアシタバの生産地として知られ、産地では若い葉や茎が栄養価の高い春野菜として食用されてきました。アシタバは緑黄色野菜であり、β-カロテン、ビタミンB1・B2・B12・C・E、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維などが豊富に含まれ、青汁や粉末パウダーにも利用されています。江戸時代の貝原益軒による「大和本草」には八丈島のアシタバが滋養強壮の薬草として記載され、天然痘予防に用いられた歴史もあります。草丈は50〜100cmほどに成長し、淡黄色の白い花を傘状に咲かせます。2月〜5月が葉の収穫期で茎を切ると黄色い汁が出て、そこから葉芽が新しく出てきます。汁には「カルコン」というアシタバ特有のポリフェノールが含まれており、血糖値降下や脂肪分解、便秘の解消が期待出来る健康野菜として注目されています。その他にも含まれているポリフェノール成分のクマリンには抗酸化、抗老化、利尿などの作用があります。新芽や若葉を乾燥させたものは「明日葉茶」として飲まれています。お茶の味はセリ科植物らしい独特の青っぽい風味と苦味があります。レモン風味のハーブや花系のハーブと組み合わせると飲みやすくなります。 《アシタバ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:葉、茎 ハーブの成分:クロロフィル、フラボノイド(カルコン、ルテオリン)、ビタミンB1・B2・B12 一般的なハーブに期待される作用:利尿、便秘解消、食欲増進 ハーブティーブレンド:レモングラス、レモンバーム、ローズ、ジャスミン、ジャーマンカモミール ハーブティーの抽出時間:5〜7分 ハーブティーの味:独特の青っぽさとやや苦味 《アシタバ》ドライハーブの使い方 ◆健康増進に
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